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「海のはじまり」スピンオフ【兄とのはじまり】名台詞集

2024年7月期 フジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」。
そのスピンオフとしてTVerで公開された「兄とのはじまり」より、心に残った台詞をまとめました。

*鑑賞時に書き起こした台詞を記録しているため、表記や文言は脚本と異なる場合があります。恐れ入りますがご了承いただけますようお願いいたします。


●作品情報

公式サイト

TVer「兄とのはじまり」


●名台詞集

会話が単語で済むのは仲がいいから

「月岡家。4人家族。こう見えて仲が良い。会話が単語で済むのは、仲がいいから。」

「兄とのはじまり」第1話 - 月岡大和

月岡家の食卓をバックに流れる大和のモノローグです。
特別会話をすることもなく、それぞれが黙々と食べながら、最低限の単語だけ発して、何かを取ってあげたり、渡してあげたり。
それが心地よいと思える"家族"という関係。
仲がいいって、わいわいがやがや話す関係だけではありませんもんね。


素直に受け取れない歳だった

「お母さんも兄ちゃんも優しかった。その頃の俺は、それが優しさだと理解出来る歳で、それを素直に受け取れない歳だった。」

「兄とのはじまり」第1話 - 月岡大和

親が再婚し、新しい母親に対して距離をとってしまっていた7歳の頃の大和。
その時のことを現在の大和が語ったモノローグです。

特に何があって何がどうしたってわけじゃない

「特に何があって、何がどうしたってわけじゃない。毎日同じ炊飯器で炊いたごはんを食べて、同じ洗濯機で洗った服を着て、同じ場所に歯ブラシをしまった。そしたら、挨拶が出来るようになった。兄ちゃんも毎日、ママに挨拶してくれた。」

「兄とのはじまり」第1話 - 月岡大和

だんだんと日々の積み重ねにより「家族」になった月岡家。
特別何があったわけでもないし、今から家族ですと明確に始まったわけでもない。
だけど、家族です。

めちゃくちゃシンプル

「血は繋がってないけど兄弟ってだけだよね?めちゃくちゃシンプルだと思うけど。」

「兄とのはじまり」第2話 - 南雲水季

水季に対して、自分の家庭が複雑だから気を遣わせると謝った大和。
そんな大和に、あっけらかんと水季が言った言葉です。
物事をフラットに受け止める水季の性格がよく出ていますし、確かに、何が複雑なの?複雑って誰目線?そう思わせる台詞でした。
この言葉を受けた大和は、少し驚きながらも、すぐに水季と打ち解けていきました。

家族、苦手でさ

「血が繋がってても、どうしようもない家族っているから。血が繋がってる親でも、気遣わなきゃいけない子どもだっているし。自分の親、まだ月岡くんに会わせてなくてさ。会わせたくなくて。家族、苦手でさ。」

「兄とのはじまり」第3話 - 百瀬弥生

夏の家を訪ねてきた大和と二人で話す弥生が、自分の家のことについて言った言葉です。
「家族っていいよね」という価値観だけを放つようなドラマにはしない。
そういう思いを感じ取れるこの作品において、弥生は、家族が苦手な人。
本編とあわせて、家族とううものが今後どう描かれているのか、楽しみです。  


全部忘れちゃうってことは絶対ないよ

-南雲海「ママのことちゃんと覚えてる?ずっと会わないでいると、忘れちゃわない?」
-月岡大和「俺のママが死んじゃったのは5歳の時だから、今の海ちゃんよりちっちゃかったんだよね。だから、正直ちょっとずつ忘れてってる。でもそれって、ママのことを忘れちゃうってことじゃなくて、思い出せることがちょっとずつ減ってってるってだけで。うん、何て言えばいいんだろ。全部忘れちゃうってことは、絶対ないよ。」
-南雲海「本当?」
-月岡大和「うん。今俺25歳だよ。20年前だし、海ちゃんよりちっちゃかったけど、覚えてることもちゃんとある。」
-南雲海「うん。わかった。」
-月岡大和「うん。それに、たまにママのこと忘れちゃう時あってもいいんだよ。」
-南雲海「たまにある。」
-月岡大和「うん。俺も。どんな時?」
-南雲海「授業中とか。」
-月岡大和「それは偉いよ。ママも褒めてると思う。」
-南雲海「でもまたちゃんと思い出す。」
-月岡大和「うん。なら大丈夫。」

「兄とのはじまり」第4話(最終話) - 月岡大和

大和と海の会話です。
いなくなっても、会えなくなっても、全部忘れちゃうってことなんて絶対にない。
思い出せることが減っても、ちゃんとずっと、いる。
ぜんぶ、ずっと、つながっている。





以上、ドラマ「兄とのはじまり」の名台詞集でした。

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