マガジンのカバー画像

鑑賞記録

66
視聴したドラマ・映画・演劇などの感想を記録しています。
運営しているクリエイター

記事一覧

まだ間に合う!秋ドラマ面白いのはコレ

秋ドラマ、出揃いましたね! テレビドラマ好きな私は、いつもまず一通りの作品を三話くらいまでは視聴して、そこから絞る場合には最終回まで追っていく作品を絞ります。 第一話が面白くても物足りなくても、それが持続するのか違う色を見せてくるのか、三話くらいまで見ると雰囲気が掴めてくるし、中盤に向けた展開も見えてきたりするので、「ん?」と思った作品であっても出来れば即離脱せず、じっと三話くらいまで静観するのがオススメです。 今期の秋ドラマ、今のところ、先日ピックアップした6作品はやっ

大人になって【踊る大捜査線】を観返したら想像以上に胸が熱くなった話

小学生だった私 踊る大捜査線。 きっと誰もが知っている日本の名作ドラマで、1997年のテレビドラマ放送当時、小学生だった私も、小学生なりに「踊る」のファンだった。 当時の私は夜21時には寝るようにと親に言われていたのだが、このドラマだけは特別に観ることを許されていた。 夜にドラマを観る自分。「昨日の踊る観た?」と友達に得意気に言う自分。 ちょっと大人になれた気がして、嬉しかった。 最も記憶に残っているのは、1998年に公開された映画「踊る大捜査線 THE MOVIE」

映画【本心】完成披露上映会

2024年11月8日(金)公開予定の映画「本心」。 昨日行われた完成披露上映会に参加してきました。 鑑賞前後に監督とキャストの皆さんの各30分ほどのイベントがあり、鑑賞直後も作品の余韻に浸りながら皆さんのシーンや役柄についてのお話を聞くことが出来るという、この上ない贅沢な体験をさせていただきました。 映画「本心」。 遠い未来の話でもなく、知らない世界の話でもなく、今を生きる私たちの、人間の物語でした。 生の実感。 心も身体も、どこか実感を得難いような今、どこから来てどこへ向

【海のはじまり】水季の名前の由来

7月期 月9ドラマ「海のはじまり」。 シナリオブック上巻をじっくりと読みながら余韻に浸っている私です。 第6話、水季が海を産むと決めた理由のひとつに弥生のメモが関わっていた、ということが明かされた美しい円環の回でしたが、シナリオブックで台詞を追っていると、朱音さんが水季の名前の由来について話をするシーンがありました。 ゆき子さんが夏から海や水季のことを聞き、初めて南雲家を訪れるシーン。 ゆき子さんが水季の遺影に手を合わせ、翔平さん朱音さんと少しお話ししたあの場面です。 そ

舞台【Catch me if you can】鑑賞記録

先日舞台「Catch me if you can (キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン) 」の東京公演を鑑賞しました。 ブロードウェイミュージカルの鑑賞は初めてだったのですが、華やかでポジティブなパワーに満ちた舞台で、とても楽しく鑑賞することが出来ました。 特に印象的だったのが、主演のSnowMan・岩本照さん。 現役ド真ん中アイドルの方が主演として立つ舞台は初めて鑑賞しましたが、なるほど、これがその意味かと、岩本さんの存在感に驚き、納得し、感心した舞台でした。 そんな

【海のはじまり】第12話(最終話):こまかすぎる感想

よかった。本当に観てきてよかった。 12話+特別編+スピンオフと、「海のはじまり」をじっくりと見守ってきた私たち視聴者の気持ちをまるっとあたたかく包み込んでくれて、ごほうびみたいな幸せな瞬間も見せてくれた、本当に大拍手の最終回でした。 ただただ幸せで、よくわからない涙がずっと流れっぱなしの最終回でした。 この夏、この物語に出会えてよかった。 食べて、眠る。 生きて、つながる。 どんな幸せも、どんな後悔も、どんな間違いも、全部生きてこそであり、健やかでいるからこそ、人と向き

【海のはじまり】第11話:こまかすぎる感想

第11話。 思ったよりも苦しかった…! 残すところあと1話、最終回どうなってしまうのだろう、と、まだまだ予測がつかない状態で私たちを最後の最後までハラハラさせてくれる素敵なドラマです。 あれ、最終回って2時間スペシャルとかじゃないですよね? 前編・後編の2週に渡ってお届けスタイルでもなかったですよね??(真顔) あと何時間でも観ていたい。 さて。11話も書いていきます。 「…ママはいない人なの?」て…タイトルよ…(涙) 番組情報「海のはじまり」公式サイト 第11話 …マ

【海のはじまり】第10話:こまかすぎる感想

第10話。 今まででいちばん感想を言語化しづらい回だったかもしれません。(とか言って長文書くんですけどね) 11話、12話に向けて、あえて夏の危うさを漂わせた回だったように思います。 感想を二言で言うならば、「…翔平さんっっ!!」と「手紙読んでなかった!!」です。 ところで前回第9話の感想に、今まで「海のはじまり」について書いてきた中で一番多くの「スキ」をいただきました。 話が進むにつれて、この作品への関心や想いが世間でも高まっているのだなとしみじみと感じます。 こういうテ

【海のはじまり】第9話:こまかすぎる感想

第9話。夏と弥生の物語。 あまりにも涙が溢れすぎて手で顔を覆ってしまい夏と弥生が涙で見えない程度には嗚咽号泣しましたが、なんだか視聴後の感覚としては、すっきりしました。(それだけ泣いたからだよ) 苦しいけれど、でも、弥生さんが自分のためにした選択によってずっと背負おうとしていたものを手放すことが出来て、ほっとしたというか。 とりあえず、私は弥生さんと飲みに行きたいし、夏くんを抱きしめてあげたいです。 この「こまかすぎる感想」は、いつも一度リアタイ視聴した後、SNS等での感

【海のはじまり】特別編「恋のおしまい」:こまかすぎる感想

ドラマ「海のはじまり」の特別編として8月26日に放送された「恋のおしまい」。 思ったよりずっと「恋」で、はじまって、おわって、胸がきゅっとする物語でした。 個人的には津野くんの笑顔がたくさん観られて嬉しかったです。 今回は、特別編「恋のおしまい」について、つらつらと感想を書き綴ります。 いつも以上に情緒不安定です(笑) 番組情報「海のはじまり」公式サイト 特別編「恋のおしまい」朝のルーティン 朝、台所でおにぎりを握っている水季。 自分用と、海用の小さいおにぎり、それぞ

【海のはじまり】第8話:こまかすぎる感想

第8話。夏、そして田中哲司さん演じる夏の実の父親・基春回でした。 この物語の主題歌、Back numberの「新しい恋人達に」。 父性をテーマにした楽曲ということですが、この歌詞が一体何を表しているのか、今までずっと考えて来たのだけれど今いちピンとこないところもあって、最終回まで観たら分かるようになるかなあと考えていました。 ですが今回基春さんという人と出会って、この楽曲を含めた「海のはじまり」が描こうとしている、問おうとしている父性というものを、少しくっきりと理解出来た気

【海のはじまり】第7話:こまかすぎる感想

第7話。 津野…!!!!!!!!!(涙) 待っていました、私たちの津野回。そして水季。 ここ2話くらい、どことなく穏やさが漂っていた中で、ここでまた胸をぎゅーと締め付けられるような苦しさをがつんと突きつけられたような回でした。 7話を観た上で、あらためてこれまでの津野のシーンを振り返ると、それも苦しくて。 さあ。津野を語りましょう(笑) 番組情報「海のはじまり」公式サイト Tver見逃し配信はこちらから 第7話 いちばん近くで支えてくれた人練習 回想シーン。 桜の花

【兄とのはじまり】第4話(最終話):こまかすぎる感想

フジテレビ7月期 月9ドラマ「海のはじまり」。 TVerで公開されたスピンオフドラマ「兄とのはじまり」について、愛情重めで語ります。 今回は、海回。最終回です。 番組情報「海のはじまり」公式サイト 第4話(最終話) 「海」あの水季さん 夏が実家で海のことを打ち明けた日の夜、大和は夏に、「大学の時の人って、水季さん?あの水季さん?」と聞きます。 「うん」とだけ答えた夏。 夏も大和も、表情が曇ります。 大和のモノローグ。 「子ども、生きててよかったじゃん、と思ってしまう。

【海のはじまり】第6話:こまかすぎる感想

第6話。 感想アップが遅くなってしまいましたが、第6話もリアタイしました。 今回は1~5話までに対して、新章が確かに動き出したような感覚がありましたね。 視聴後も、重たい気持ちや登場人物に対する「ごめんね」みたいな感覚に苛まれることがなく、じわ~っと穏やかに、紡がれ繋がり合っていたものが沁みていくような感覚で。 いつも放送を見ると「今回が一番好き!」と思ってしまいますが(笑)、第6話、この作品が伝えようとしてくれているものの本質、核のようなものを、明確に提示されたような話で、