母と姉の対面
こんにちは。芙蓉です。
知的障がい、自閉スペクトラム、
統合失調常の姉と暮らし始めました。
母が老人ホームに入居して
程ない
少し落ち着いた頃に
姉と私と
夫と小学4年生の娘と4人で
母の面会に行きました。
もちろん、母母には姉と一緒に行くとは、言わずに。
姉は、母の顔を見るなり、
怒ったような表情になり、唐突に言いました。
「私、すごく、可哀想だったんだから‼️
一番可哀想だったのは、私よ‼️」
母は姉に、
「お姉ちゃんも来てくれたの?
わかった。そうね。可哀想だったわね」
と目を見ずに、抑揚のない声で言いました。
私と夫は、頼まれていた荷物を出して
設置したり、しまったりするのが忙しい間、
姉は椅子に座って、
マンガを読み始めました。
母は、9歳の孫に話しかけ、
「大きくなったね。しばらく見ないうちに
お姉ちゃんになった」
とひたすら孫と話そうとしていました。
一通り、いろいろな用事が終わって
もう帰る、という時まで
母はただの一度も
姉に話しかけようとせず、
顔を見ようとともせず、
背中を向けたままでした。
姉は姉で、ひとしきりマンガを読んで
満足そうに
帰ろうとしました。
老人ホームの帰りに、
お昼ご飯をごちそうすると言うと
そちらの方が楽しみのようで
早く帰ろうとするくらいでした。
とりあえず
「どうして、連れて来たのよ!」と
母から怒られることはありませんでした。
姉も「私は可哀想だった」と言うだけ言えて
母にも会えて
帰りはみんなで外食できて
その後も機嫌良かったのでした。
それにしても、気を揉んだわりには
平和に姉を母に会わすことが出来ました。
姉の方を一さい見ない母の態度が
私的には、ちょっと気になりましたが……
続く。