比較的、「自分」が残っている方だった。
知的障がい、自閉スペクトラム、
統合失調症の姉を持つ
きょうだい児の芙蓉です。
私はアダルトチルドレン的要素が
かなり高かったと思いますが、
一度気づいてしまえば、
回復は割りと早かったと思っています。
というのも、
そこまで母親の言いなりには、ならなかったのです。
大学の頃から
自分の道、というのを意識していた部分が
少なからずありました。
母を喜ばすの、もう、やーめた‼️
と、ある時決心できたのも、
大きかったと思います。
結婚して、夫婦関係が悪くなって
夫のアルコール依存問題が起きて
アルコール依存症の家族会ミーティングに出たり
DV被害者の妻の会に出たりしているうちに
あれ?
これは、私の問題でもあるのか?
私は、みんなが言っている
アダルトチルドレンというやつなのか?
と思い始めました。
母親のことをミーティングで話せば
かなりの毒親要素がある親だとわかって来ました。
アダルトチルドレンが出来上がるには、
充分すぎる環境だったことも、わかって来たのです。
けれど、
いわゆるアダルトチルドレンと言われる人たちは、
自分がどうしたいのか、わからない。
自分の気持ちがわからない。
あまりにも親に自分の気持ち出せなかったから
自分というものをすっかり
失ってしまってしまった人たちが、たくさんいました。
その中では
私は比較的、自分が残っている方だな、と思いました。
自分の、「こうしたい」が割とあって
それに突き進もうとするエネルギーが残っていたのは、
母親をがっかりさせても
別にいいや、という
どこか冷めた気持ちを持てていたからのようにも
感じています。