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したいこと、色々。|着物を着たい

この間、生まれて初めてお能を鑑賞。

能鑑賞のお作法も何も知らないのに格好だけは一人前、じゃないけど(全然!)、せっかくだからと思って着物で出掛けてみた。

自分で着られるようになりたくて、練習用にと買ったきりだった(つまり一度も練習していなかった)単衣のデニム着物。汚れても擦り切れても構わないデニム着物(笑)。

長襦袢は、おめでたい紅白格子に不吉な(?笑)白黒の猫、織り柄の桜入り。

今うちにいる猫2匹はシャムMIXと茶トラだけど、今の子たちが我が家にやって来る数年前まで19年と21年、一緒に暮らした姉妹猫が……「しろ」と「くろ」だったのです。この襦袢は見付けて即購入。買うに決まってる。

そして帯は! これも初下ろし。
青い闇に黒猫たちが居並ぶ洒落帯。

生成りに朱色の千鳥格子の帯とどちらにしようか迷ったけど、能鑑賞だから控えめな色にしておこう。。と、色味だけはかなりシックに、だけど全身遊びまくった猫づくしコーデにしてみました🖤🐈<ニャーン!

作ったは良いけど、これまた一度も使ってなかった茗荷の帯留めも、ようやく日の目を見せてやることができました……、「秋茗荷!」と言い張って。言い張るにしても、ギリギリすぎる。笑

さて、お能。メインの演目は「石橋(しゃっきょう)」。

紅白獅子が登場する、とっっ…ても華やかなお能でした。緩急のダイナミクスもすごい、と、静か〜にドキドキした。

前半の演目だった狂言「二人袴」はもう、ひたすらコミカル。しかも野村萬斎さんの狂言を生で観劇できる日が来るとは……本当にラッキーでした。誘ってくださったTさんに大感謝です。

お作法も知らぬ私なぞが座って良い席なのかと珍しく気が引けてしまうくらい良い席で(チケット持ってるんだから座って良いに決まってるんだ、けど!)、格好だけは着物を着て、考えていたことといえば

「獅子…ライオン…おっきい猫! にゃーん! 私も猫🖤(の着物)」
「紅白の獅子…私の長襦袢も紅白だよ〜! おそろい✨」

どうです、この知能の低〜いオツムの中身。
どうですって言われても困るわな。

自分では浴衣も着ることができないので、いつもお世話になっている呉服店さんで着付けていただきました。私の演奏活動の相方さんのお店です。相方さんはこの呉服屋さんの七代目予定の人。もちろん、自分で着られる。憧れます〜。和の文化に造詣が深いというだけで、憧れる。

「おかげさまで、格好だけは一人前に…」と、なんとなく文章のノリで書きたくなるところだけど、この日の私の着物はどこをどう取っても普段着ランクのカジュアル着物。着付けはプロの腕をお借りしたというだけの話で、着物自体は「庶民が普段着で着た」と同然なのでした(念のため調べたけど、能は普段着の着物でもマナー違反にはならないらしい)。普段着も着られないなんて、昔の日本なら生活できないよ〜私。笑

着物を着るということ自体が今の私にはまだ特別なことになってしまっているので、早く着慣れたいな〜と、夢だけは抱き続けています。着こなせるようになるまでには、回数あるのみ。

着るチャンスを、自分で作らないとなかなか無いのよね。「ここぞという時」をグイグイ見つけて、隙あらば(?)着ようと思う。着付けレッスンにも行こう…行きたい。

今年の春から俳句教室に通い始めた私(これもまだ始めたばかりで、結社には入ってない)。さしあたり、「俳句の日はお着物で」くらいに着慣れることを目標にしたい、なー。

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