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【栄養学】私たちは食事で摂った栄養素を100%吸収しているのでしょうか?


マーケットや大きな青果店にいくと、色とりどり野菜が並んでいます。野菜や果物には三大栄養素の他にビタミン・ミネラルなどの微量栄養素やファイトケミカルと呼ばれる植物性化学物質が含まれていて、私たちの体の健康維持に欠かせないことはすでに学びましたね。

特にファイトケミカルは軽視されがちですが、抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗バクテリアなどの存在は、現在私たちの周りに蔓延するほとんど全ての慢性疾患の予防や改善につながることが多くの研究で証明されています。
でも私たちはこれらの栄養素を効率よく、吸収しているのでしょうか?

生物学的に個人個人の吸収を解明することは難しいのですが、植物のそれぞれの成分の特性から、科学的に証明されていることを見ていきましょう。

濃い緑野菜をより健康的に食べよう!
濃い緑の葉物野菜は地球上で一番栄養価の高い食べ物であることは、すでにお伝えしました。
大量の栄養素がパックされているのですから、誰も反論はないでしょう。
たとえば、数多くあるファイトケミカルの中から、ルテインに注目してみましょう。

ルテインは網膜に多い色素成分で、緑の野菜に豊富に含まれています。
研究では、ほうれん草を1日60g摂っただけで、ほとんどの人の黄斑色素を大幅に増強することが判明しています。
ルテインは網膜ばかりでなく、脳に多く見られる栄養素です。
網膜の高ルテインレベルは、認知機能の向上にも相関しているようです。

つまりルテインを摂ることは、目の機能ばかりか脳の機能の向上にも貢献するのです。
ルテインは抗酸化作用と抗炎症作用の両方に優れているので、アルツハイマー病や黄斑変性症などの酸化と炎症に関係の深い疾患の予防に有効です。

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