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【栄養学】ブルック・ゴールドナー博士の 自己免疫疾患にさようなら大作戦!


皆さんは全身性エステマトーデスと呼ばれる病気をご存じですか?エステマトーデスは自己免疫疾患の一種で、細菌やウイルス、外来侵入者からヒトの体を守るはずの免疫系が、代わりに自身の体や臓器を攻撃し始める病気だと言われています。そのため、体内のあらゆる臓器を攻撃する可能性があり、皮膚だけに感染している人もいれば、関節にだけ感染している人もいます。

しかし、賢い人間の体が自己の体や臓器を攻撃するなんてことがあるのでしょうか?
少なくともこのような不安を感じる病名に動揺する必要はありません。今までお話ししてきました通り、どのような病気でも根本的な原因を取り除けば改善に向かうことが、キャンベル博士をはじめ、膨大な数の科学的な証拠が示しているのです。

今回は、16歳で全身性エステマトーデスと診断された『GOODBYE LUPUS』の著者ブルック・ゴールドナー博士が自身の病を克服した話をお伝えします。
プラントベースの食事は自己免疫疾患と言われる病気の改善にも役立つのでしょうか?

概要:
➢ブルック・ゴールドナー博士の闘病記
➢ループス治癒に導いたプロトコル(医学的な治療計画)とは?
➢治癒に導くグリーンスムージーのレシピ
➢治癒のための5つのキーポイント
➢まとめ

ブルック・ゴールドナー博士の闘病記
ゴールドナー博士が発症した体のトラブルは、12歳ぐらいの頃、慢性的な頭痛から始まりました。次第に悪化し始め、その後関節痛や発疹などが起こりました。
全身性エステマトーデス(ループス)と診断された時、最も一般的なループス腎炎ステージ4だと告げられました。

6か月以内に腎不全になるだろうと告げられた博士は、その当時は現在のように一般的でなかった化学療法や高容量のステロイド投与など実験的な治療を受けました。
2年後、腎臓は安定し、ループスが博士の腎臓を攻撃することはなくなりました。しかし、まだ関節炎、発疹など今まで抱えていた問題は解決されませんでした。

その後医学部に入学した博士は、過労で再び病気になり始めたのです。腎臓のトラブルを示すタンパク尿もありました。
医学部で夫になる人と知り合い、彼にプロポーズされた時、彼女は自身が抱えている病気を告白しました。長生きできないだろうこと、腎不全と血栓の間では命を落とす可能性があるため子どもを産めないこと、いつかは障害を負い、死ぬ前に彼が私の世話をしなければならないだろう、など…

それでも彼は忠実で優しい男性だったので、たとえ短い期間でも彼女と一緒に人生を送りたいと言ってくれたそうです。
それは28歳の二人にとってロマンチックなストーリーではなかったと博士は言います。
でも確かな愛を手に入れたのは間違いありません。

その後、彼の科学分野への執着のおかげで、病気を逆転させることができるプロトコルが完成し、博士の病気は完治し二人の子どもに恵まれたのです。

ループス治癒に導いたプロトコル(医学的な治療計画)とは?
ゴールドナー博士はエステマトーデスを発症した時はベジタリアンでしたが、ホールフード・プラントベースの食事とはほど遠いジャンクフードのベジタリアンでした。
チーズや卵、加工食品もたくさん食べていて、飽和脂肪が多すぎて、体重は減らず代謝は遅くなっていました。

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