【栄養学】お肉はどのくらい食べてもいいの?
前回は植物性食品だけの食事でも必須アミノ酸の必要量が十分に摂れることを確認しました。
でも、動物性食品には植物性食品には見られない化合物が含まれています。
植物には見られない化合物とは?
ビタミン B12、ビタミン D、DHA/EPA、カルノシン、カルニチン、クレアチン、タウリンは、動物性食品には含まれていますが、植物性食品には含まれていない栄養素です。
ビーガンの食事でこれらは摂らなくても大丈夫なのでしょうか?
一方、動物性食品に含まれていないものは食物繊維です。
また、ビタミン・ミネラルやファイトケミカルなどの重要な栄養素も植物のほうが多く、動物性食品は飽和脂肪やコレステロール、IGF-1 の増加を引き起こす、酸を生成する、などの心配もあります。
動物性食品のメリットを活かして、デメリットを最小限にする食べ方や摂取量はあるのでしょうか?
今回はこれらの疑問を紐解いていきましょう。
植物性食品で得られない栄養素はどうしますか?
➢ ビタミンB12:サプリメントで補うことをお勧めします。
詳しくは、過去の記事「人類は純粋な草食動物でしょうか?2024/02/23」「海苔はビタミンB12の不足を改善しますか?2024/05/17」をご参照ください。
➢ ビタミンD:ビタミンDは日光を浴びることによって、体内で作ることができます。しかし条件によっては、ビタミンDのサプリメントで補ったほうがよい場合もあります。
➢ DHA/EPA:フラックスシードやチアシード、くるみなど植物性のα-リノレン酸(ALA)を摂ると、体内でEPA~DHAに変換することはできますが、ビタミンD同様サプリメントの補給が必要な場合もあります。
➢ カルノシン、カルニチン、クレアチン、タウリンも体内で合成することができますが、クレアチンについては少しご説明したいと思います。
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