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poconen
再掲【詩】「朝が」
闇が白み始めるのを感じながら目を開けた
ここは僕の部屋
何もない窓とベッドだけの部屋
床を占めてた黒色は徐々に明るくなっていく
心はいつも泣いているね
何も分からないことにあせりながら
傷だけが絶えず増えていくのを
今も続けてる
それでも笑うことは止められない
それでも僕はまだまだ幸せだと
心の何処かで気付いてるよ
ほら朝が満ちていく
ここは僕の部屋
流行歌が流れる狭い部屋
床に積もってた絶望はすでに跡形もなくなってる
言葉をいつも探してるよ
何が正しいのかを戸惑いながら
僕からこぼれていく想いを
かき集めてる
これなら生きることは止められない
これなら僕はまだまだ幸せだと
心の底から感じてるよ
ほら朝があふれてる
ほら今日が始まるよ
初回掲載タイトル「無題#80618」