
ポスター賛否の否に言及します
政治はロックポスター議論が巻き起こっている。エンタメ枠として私もこれに参戦しようと思う。おー✊
まず、ポスターに対する批判をざっくり一言でいうなら「ダサい」だろう。(あえて否の意見をまとめると/本当にダサいかどうかは別)
しかし、これはダサくてもいい。例えば「れいわ」のちょっと気持ち悪い広報戦略。広報としての目的、党勢拡大、投票行動へコミットしていれば、第一義的には問題ない。ちょっとずれてるな、とかちょっとダサいなと感じるくらいのほうが結果が出ることもしばしばある。
重要なのは「①ライティング(コンセプトや目的を達成するための筋書)」「②ライティングの根拠となる質の高いデータ」である。
今回はどのように「政治はロックだ」ポスターがクリエイトされたか?そして、どうライティングすればいいのか?について考察していく。(素人が勝手に考察。この議論を勝手にみんなで楽しもう!)
このポスターがどうして生まれたか(ただの考察です)

①衆議院選挙の広報の成功体験を引きづったのではないか?
「僕らは日本をあきらめない」候補者は宣材写真を真剣な表情に変え、立ち向かう真剣さを表現した。コピーは、参政党はどんな党なのか?うまく表現していると思う。親米反中保守(米国軸足)親中反米左翼(中国軸足)のどちらでもなく軸足を日本に置く政党である。既存の政党は親米か親中のどちらかしかない。自民は親米反中×親中反米のハーフ。日本保守党は親米反中、そのほか全部親中反米。実際軸足を日本においているのは参政党しかない。
ノンポリに対して考えると、投票率が下がっている状況というのはまさに政治をあきらめている状況だし、それは日本をあきらめている事だ。心配性でナイーブな日本人の気質にはポジティブなメッセージを発信する必要がある。ネガティブなマインドが蔓延している中、カラ元気ではなく、「僕らは日本をあきらめない」という真剣な眼差しのメッセージは良かった。
異論反論いろいろあると思うがおおむね全体の広報戦略としては成功したとしよう。
②「なんだ、ぜんぶ「政治」じゃん」の好評・成功体験

ビジュアルイメージは両方(僕らは政治を~)とも「ロックポスター」と通ずるものがある。通じないのは①ライティングの部分、ターゲットの設定。マッチング手法(表現)ではないだろうか?これは後述する。
政治はロックポスターは、僕らは~とぜんぶ政治じゃんの何を引き継いで何を引き継がなかったのかである。引き継いだのはビジュアルイメージだけでではないか?
【コラム】
ハッシュタグ参政党(#参政党)ハッシュタグ「改革委員の名前」は小さくても入れた方がいい。
さいたま×テリーマンスペースでの話、保守系X民の女性の話を紹介する。保守系Xでありながら参政党を知らなかったらしい。渋谷区議の矢野けいた
氏のチラシがポスティングされており、それを見て初めて参政党を知る。そしてネットで参政党を検索したところ、そこからXでも参政党関連のポストが流れ始めたという事らしい。
【チラシ→ネット検索→参政党情報流入】という事例。チラシ関してはこれを起こしたい。
このチラシを見たときに参政党へつながるような検索ワードが入っていないので、検索ワードを入れた方がいいのではないか。
「参政党」で検索するとネガティブな情報も多いので、改革委員の名前をハッシュタグワードをつけていれるのもいいんじゃないか。
③このポスターが生まれた背景は「本質」ではなく「反動」ではないか。
イメージチェンジをしたかった。参政党の「非科学」「陰謀論」「スピリチャル」「思想強い」「宗教」というイメージに対する反動的衝動から生まれたのではないか?ということ。
マイナスイメージをチェンジするために、大きく方向を変えなければならない。今までは割と、「日本はこんなにやばい、時間がない」といった印象があった。でもそれでは、ノンポリには全く届かないということが経験値として残った。ノンポリや無党派、若い世代にはこれまでのイメージではむしろマイナスで、「思想強い」「近寄りがたい」と印象付けられる。この懸念に対しての反動でできただけで本質の部分ない。
参政党は反体制ではない。これはロックというコンセプトにしてしまったが故のこじつけかな。
何よりも重要なライティング(本質)
これは私の個人的意見も入るが、参政党は「ぶっ壊す」ではいけない「取り戻す」でなくてはならない。
例えば、親米保守の絶対的ミスリードの一つは大手マスコミ批判で、代表的なのが「NHKをぶっ壊す」というキャッチフレーズ。立花はもちろん親米保守とはいいきれない。もともとは反体制(元NHK職員立花にとってNHKは体制)で左翼であり反安倍の立ち位置だった。が「NHKをぶっ壊す」というキャッチフレーズが親米保守に刺さった。NHKは左翼で反日であるという認識からの反動で、一部の右・保守勢が歓喜した。それにより立花は保守的な立ち位置を取り入れるようになる。(一部の保守層が票田になった)
しかし、大手メディアをぶっ壊したらどうなる?大手メディアの衰退はすなわちGoogle(YouTube)ネットフリックス、プライムビデオ(アマゾン)などの繁栄を意味する。これらは全て米国のグローバル企業。大手メディのネガキャン、ネットへの誘導は親米保守のプロパガンダだ。(LINE韓国/TiokTok中国、、、なんで日本企業がないの?)
参政党は国が参入して自国のSNSを作るべきだと言っている。当然のことだ。こんな当然な事をなぜ今まで保守勢は誰も言わなかったのか?それは親米保守としてグローバリストへ利益誘導するためだったと考える。お金だけじゃない、日本人の個人情報、世論などのデータは全て米国のグローバル企業と中国・韓国が握ってしまった。参政党が現れるまでこれに言及する者はおらず、むしろ先導してきたのだ。これは危機管理案件だ。
ぶっ壊せばどうなるか?米国・中国のグローバリスト・DSが入り込むだけだ。
ぶっ壊すではなく、取り戻す。なのだ。
是非この言葉の選択は間違わないでほしい。
話を戻す。
「ロック」に破壊的な印象があるし、参政党は「反体制」ではない。
反体制で反戦なら60年終わりのウッドストックのイメージですかね。
— yellow wood (@yellowud) February 14, 2025
ベトナム戦争やカウンターカルチャー、『ノルウェイの森』の舞台もその頃です。
60代以上の票が驚くほど取れていないので、かつて政治に熱くなった世代に参政党を見つけてもらいたいです。ただ当時は左かな?
ターゲット設定も間違っている(個人的見解)
世代的には内田裕也、矢沢永吉、忌野清志郎、ブルーハーツ、、、かな。若い世代にもロックという文化は一部ある。しかしこれは文化としてあるだけでワードとしては弱い。「ロック」という言葉で記憶に残るのは、内田裕也などやロックバンドブームの世代だけで、ワードとして若い世代に訴求できるかというとそうは思えない。HipHop、K‐Popなどのほうが、若い世代には引きが強い。あとSNSなどのショート動画でダンスなどに持ち入れられる楽曲。
50代60代以上の世代がターゲットの場合はあるいはこのコピーは生きるのかもしれない。ただ、50代60代が今更、「ロック」という言葉で投票行動まで変わるかというと。。。
あえて言うが参政党のメインターゲットは30代40代だ。セカンドターゲットがその下の世代。(個人的見解)
参政党にとってブルーオーシャンの高齢者を狙うべきという意見もあるが、それは余力が残っていたらの話である。
高齢者は基本をめったに投票行動を変えない。高齢者にターゲットを絞るのはコスパが悪すぎる。
(しいて言うならTVに出るとか、有名人や権威がある人が参政党いいよって言ってるのを聞く。近所の仲いい人が勧めてくれるとかかな。リアルで握手周りするとか。高齢者を動かすならリアルでの交流が一番効く)
特に参政党は体制の考え、世論と常にずれた価値観ををつことになる。取り入れる情報量を増やすこと、周りとはすこし考えが違っても柔軟に情報を咀嚼する必要がある。柔軟な価値観、勉強意欲が必要で、やはり子育て世代、若い世代なのだ。
古いデータになるかもしれないが、参政党が国政政党になった参議院選挙のデータでは国勢調査や投票率などから割り出して、比較的高学歴で比較的若い層、所得が平均的に高い層の得票率が多かった。(ゆっくり参チャンネル調べ)
少なくとも年齢の高い層はメインターゲットにはならない。
ぜんぶ政治じゃん
ライティングやターゲットへのマッチング手法がちゃんとしてる。
日本保守党のチラシ(比較のためこの日本保守党チラシを使用してるだけもっといいのがあると思います)とどちらが手に取りやすいか?興味を持てるか?
特に、無党派層、投票には行くけど、あまり政治にはわかってない人だと、ターゲットを絞るなら、ぜんぶ政治~チラシだろう。人の顔は深層心理的に目に留まる。それはどこからくるかというと、動物は天敵から身を守る為に目が二つ付いてるものに無意識に反応するようにできている。街角で猫と遭遇した時を思い出してほしい。猫は目が合うとピタッと固まり目をそらさない。
YouTubeの再生数は第一にサムネで決まる。サムネの大半は人の顔と刺激的な文字(画面いっぱいに文字)。これは人の顔に無意識に反応してしまうからだ。さわやかで清潔感のある等身大の改革委員。政治と自分たち(無党派層)は関係性があること。ハッシュタグワードがそれを意識させてくれる。文章で書くより目に頭に飛び込んでくる。ワード毎に強弱感をつけているのもいい。長文読まない世代(極端な表現だが)にはちょうどいい。そして検索に誘導する心理的効果がある。
写真のメンバーがターゲットとする世代に近いのもいい。やはり近い世代のほうが、関心を引きやすいし、自分事と意識しやすいからだ。
(しいて言うなら「なんだ、ぜんぶ政治じゃん」のコピーがもうちょっと目立った方がいいような気がする)
— テリーマン (@Rly8Pqg) February 14, 2025

長くなったのでまとめる
ロックポスターは、ターゲット設定が間違っているのではないか?という懸念がある。そうではない、ロックという言葉にはターゲットに訴求する力がる。とか、もしくは50代以上をターゲットとして狙う必然性があったら是非その根拠を教えてほしい。
減税だ!とか具体的で政策みたいなものキャッチにした方がいいというならそれも違うと思う。
大方針を示す場だと思うから、できる限り票につながるターゲット層に知名度を上げる戦略が必要で、「減税だ」とか「国民の生活が第一」みたいなのは参政党としては記憶に残らない。他党との差別化がない。
①他党との差別化。(消費税0みたいなのではだめ)
②参政党のブランドイメージを間違えない。(ぶっ壊すじゃなく取り戻す/ネガティブじゃなくポジティブ)
③正しいターゲットの設定。
唯一絶対の答えはない。異論反論は必ず出る。だが上にあげた3つを間違えなければ、概ねいいと思う。
ロックポスターは
①◎
②△(参政党は反体制ではない)
③×(メインターゲットは30・40代セカンドターゲットメインの世代より下/個人的見解)
とあえて評価する。(個人的評価)
みんなも自分なりの根拠を示して、考えをまとめてみては?
参加型だもんね、参政党は。
良かったら「いいね」「スキ」、Xなどでの拡散をお願いします。