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世界初の「バターチョコレート」のパッケージが決まった。
ナショナルデパート秀島です。
やっとバターチョコレートのパッケージが決まりました。
長かった。
張り切っていってみましょう。
カカオ豆です。
これをいろいろするとこうなります。
基本的にはチョコレートを構成している成分(素材)を一度バラバラにして、ココアパウダー分とココアバター分に分けて、ココアバター(カカオ豆の脂肪分)を乳製品のバターに置換してチョコレートに再構成すると良いのではないかというのを実証したプロダクト(実態がある方の】です。
詳しくは以前に書いた記事を読んでくださいね。
で、
最後の詰めというか、パッケージ仕様がなかなか決まらなくて先に進んでいませんでした。先に進まないと気持ちも暗くなりますね。
なので、先に進めることにしました。
まずはデギュスタシオン。
デギュスタシオンとは「お試し」とかそういう意味です。
いろんな種類のバターチョコレートが一口サイズで詰め合わせされています。わお、これはうまそうだ。
もともとあったデギュスタシオンのパッケージはこちらです。
黒い箱にサテンのリボンを巻いてラベルを貼り付けています。このままでもギフトにできて、手間もかからないように設計されています。
でも、これはもう1年前に作ったものそのままだったので、現行の他プロダクトとデザインのまとめ方が全然違います。「今」に合うように変えていきましょう。
こうかな、
こうかな?
(箱の種類が違うのは気にしないで)
ふむふむ。
こんな感じかな。
と、簡単に書きましたが、ここにいたるまでに考えられた案は膨大にあります。当初は今までのパッケージを全く違うものにリニューアルかけようとしていたんですよね。
最初に考えたやつ。
ゴチャゴチャしてみたやつ。
シンプルにして、
トーンを変えて、
配置を変えて、
また色を変えてみたり、
で、結果こうなりました。
ぜんぜん違うじゃん、という向きもあろうかと思いますが、だいたいこういうものです。
いっぽう、バターチョコレートバーのパッケージもいろいろと試行錯誤して決まりました。
当初はこれ、
展開してみて、
いったんここまでつめて、
ちなみに、パッケージ入っているストライプは、バターを手作業で成形していた頃の名残を図案化したものです。
いろいろ試して
まだまだいろいろ試す
ついにストライプが消えた…
ここで、バターとカカオが混ざり合っているイメージを一面に出す方向が決まってきました。
おや、正解が見えてきたかな
このへんで着地ですね。
お疲れさまでした。
バターチョコレートバーのパッケージは、ピローとスリーブの間という感じにしていくと思います。箱じゃない感じ。
今回はデザインが決まったのをアーカイブで残しておくのに書きましたが、どうしてこういうプロセスを経て決まったのかというのも、今後は書いてみたいですね。
というわけで、この世界初のバターチョコレートは予約受付中です。
で、最後の最後、パッケージがどのようなものになったかは、届いてからのお楽しみということでお願いします。
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