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社民党がゴリ押しする「移動の権利」という欺瞞

社民党が伊是名夏子「乗車拒否」主張事件で【JRに謝罪を要求】(!?)しています…

これに対する問題点の詳細は上掲記事で論じていますが、社民党は「移動の権利」なるものを観念してそれをゴリ押ししています。

これは交通政策基本法の審議経過の中で否定された概念ですが、そもそも「100kgの電動車椅子で移動する障害者だから」と言って無人駅の利用が制限されたことを権利侵害と捉えるのは不可能です。

世の中には「電車の駅の利用がそもそもできない者」が数えきれないほどいるからです。障害者も健常者も関係ありません。

鉄道の駅の利用がそもそもできない者から見た「移動の権利」

私は仙台市の郊外に住んでいます。

最寄り駅は山を越えた所にしか無いので、徒歩2時間かかります。

急峻な坂道もあるので、雪が降れば原付だと危険です。

乗用車でも路面凍結で坂道を登れなくなり4WD車に牽引してもらったことがあります。

伊是名夏子が「移動の権利侵害」なら、我々はどうなるの?と。

JRは公共交通機関であり、一定の社会的責任がありますが、サービスとして駅を設置して利便性を提供したら「不便だ」と言われ、復路も介助したら公党から「謝罪しろ」と言われ…いったいどういうことなんでしょうか?

これを是としたら【無人駅を廃止】する方向になってもおかしくない。

そういう社会の信頼を破壊する言動を公党がしてるということです。

なお、伊是名氏は多くは電動車椅子で移動していますが、通常の車椅子で移動できないかというと、決してそうではありません。電動車椅子での移動が必須という人ではなく、電動車椅子で移動した場合の不便さは自身の選択の結果です。

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上掲記事では、伊是名夏子氏が通常の車椅子で移動しているのが分かります(介助者による手押しが多いかもしれないが、子ども2人が駅ホームの座席に寝そべっている写真などでも伊是名氏は通常の車椅子に乗っている。)

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