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マイストーリー 小学校1年生編
地元の公立小学校に通っていた。
小学校1年生の担任が厳しくて恐くて評判の男性の先生だった。
今の時代だと絶対に物議をかもであろう「おしおき棒」なるものを常に手に持っていた。
ガクブル。
しかもうちの母親はそのこっわーい先生に
「うちの娘をビシバシ指導してください、もし言うことを聞かなければ容赦なく叱ってください。どうぞよろしくお願います」
と挨拶をしていたのを小1ながらに強烈に覚えている。
案の定私は何度も叱られた。おしおき棒でお尻をバシバシやられた。
悪いことをしてお仕置きをされる際には3つの選択肢があった。
1.おしおき棒でお尻をバコン
2.げんこつで頭をゴツン
3.グーでこめかみをグリグリ
さて、あなたならどのお仕置きを選びますか?(どれも嫌じゃ)
選べるうちはまだ先生の怒りに余裕がある時。怒り心頭の時は選ぶ余地なく平手打ちなんてことも。(聞いてないよぉ〜、とリアクション芸人のように心の中でツッコむ)
ある日の3者面談での話。先生からこう告げられる。
「あなたのお子さんは全くいうことを聞きません。忘れ物もかなり多いですし、宿題もやってこないですし相当の変わり者です。」
ハニワのような顔になった母親と私。
帰宅後、母親にこっぴどく叱られた。
親のせいにしてはいけないのは分かってる。でもこれだけ言わせてほしい。
母親から私が宿題や学校の準備をやったかどうかなんて一度も確認されたことはなかった。やり方を教えてもらった記憶もない。(1回くらいはあったのかも。でもそれは習慣にはなっていなかった。子供が1回の指導で完璧に理解できるとも思わないし、忍耐強く継続させるのが親の役目なんじゃないかという持論がある。)
私が宿題や準備を怠っていたことなんて全く知らなかっただろう。
で、私が母からこっぴどく叱られうという。。。
納得いかない。
小1にして自分のことは自分でやれ、あるいは自分で模索して発見しろということか。6歳児にそれを求める母、ある意味スパルタ。
親があーだこーだ干渉してこないのは、とても心地よかった。でも多少喧嘩になってでももう少しうるさく言ってもらえたら、、、と今更ながら思う。
その後もずっと忘れ物や宿題忘れは続き、ついには先生に怒られても、呆られても平気な子供になってしまった。一瞬の時を我慢さえすれば、やらなくてもいいんだな、と考えるようになってしまった。
しかしながら、遅刻、欠席、挨拶、食べ方、嘘、、要は礼儀に関することだけについては喧嘩するほどめちゃめちゃうるさかった。
でもそれ以外はとっても「だらしのない」子供だった。
ルーズで怠惰な性格はきっと子供時代に形成されたものであろう。
なにか母親なりの教育理念があったんだろうか。謎すぎる。
まあ、とにかく小学1年生にして「変わり者」のレッテルを貼られ、親のフォローもアフターケアもなく、以来何かと劣等感を抱きながら大人になる。
マズイ。小学生編と思っていたら、小学1年生だけでこんな長文になってしまった。先が長いぞ。
つづく。