7田舎者 東京へいく

動画を載せてしばらく経つと 某アーティスト「Aさん」が有名人だった為 見る見る間に再生回数は伸びていき(数万回)おもわぬ反響に震えたのを覚えています。(;´・ω・)

結果は惨敗だったとはいえ 当時「YOUTUBE」というのも斬新だった時代…。

しかもレゲエ(ダンスホール)界隈でSNSを駆使しているアーティストというのも少なかったし なにより年齢も19歳という若さだったので もの珍しさもあり「ナター」という名前が広がるきっかけとなったのです。(*'ω'*)

そんなある日 突如として一通のメールが…。

相手は 現在ダンスホールレゲエを聞いている人なら誰しもが知っている「Jさん」からで

「動画を見た。東京でやっているレギュラーダンス(定期的に行われるイベント)で是非ショーケースをやって欲しい。」

というものでした。(; ・`д・´)

東京は幼少期に家族旅行と中学生の時に修学旅行で行ったきり…。

しかも県外なんてほぼほぼ経験ないし 尚且つ 日本一の大都会へ1人で行くなんて自分にとっては大冒険に等しいものだったのです!

こんな ありがたいオファーがくるなんて 千載一遇のチャンスとおもい即返信。

こうして決まった「東京へ行くの旅」(/・ω・)/

交通費はある程度いただけるということになったのですが 節約のために「夜間高速バス」のチケットを購入という流れに…。

ネットで予約ってどうすればいいの…?
本当に日にち合ってるかな…?
バスの乗り場は…?
乗り過ごしたりしないかな…?
バスの中にトイレとかあるのかな…?
着く場所の「池尻大橋」って結局どのあたり…?

日本でも3本の指に入るほどの田舎 福井県で育った自分にとっては 全てがドキドキの体験だったのです…。
※地元では高校生まで 大概が自転車の移動で(1時間ぐらいなら庭みたいなもの)電車も 駅まで歩いて30分。ローカル線ですら高校か福井駅までのルートしか乗ったことがない。

そうして迎えた当日。(´・ω・`)

「心配性」がさく裂してめちゃめちゃ緊張しながらも「高速バス」に乗車。

その後 乗ってしまえばあとは大丈夫なんて思っていた自分は 「8時間」という「何回寝ても時間が進まない逆浦島太郎現象」と 狭い座席であるがゆえの「腰が爆発しそうになる」という洗礼を味わうことに…。

そんなこんなで朝を迎え 無事到着した自分は 生まれたての小鹿のように下半身をプルプルさせながらバスを下車。

会社へと向かうサラリーマンたちを横目に 呼んでいただいた「Jさん」と合流するために次は電車に揺られ待ち合わせの駅へ…。
※福井では駅員さんが切符を切るスタイルで自動改札もないし 乗り換えもしたことがなかったので これまたドキドキのミッション。

ここでお伝えしておきたいのが この「Jさん」は当時 東京で行われた「Deejayトーナメント」の第一回目の優勝者であり 全国の若手たちに注目される名の知れたアーティストという点で 自分にとっても憧れの人だということ…。
※自身このトーナメントに参加して「第三回目」の優勝者となるのは のちの話でまた改めて。




そんな方と ついに初対面!(*‘ω‘ *)

氣さくなバイブスで接してくれるのもあって 都会にきての緊張も 時間と共にほぐれていったのを覚えています。

まずは家にいこう」と案内されて向かったのは「Jさん」が住むアパートで  いわいる「4畳半」スタイルというやつ。(=゚ω゚)ノ

そういう「男の一人暮らし」という住処を見たのも初めてだったので なにやらワクワクが止まんねぇ!!

荷物を置かせてもらい まったりしてると

今から俺の後輩が来るから。ナターと同い年だよ。

とのこと…。

そして現れたのがのちに 青春時代を共にして 切磋琢磨しあえる関係となる歌い手の「」だったのです!

「あるある」だとおもうのですが「同世代」というだけでなにやら親近感とブラザー感があるわけでして…。

楽しい会話と共に 時は刻々と過ぎていき 訪れた

そろそろ現場向かおうか?

のお言葉…。

クラブがある「秋葉原」に向かう道中 ド田舎者が初めて経験するキラキラとネオン輝く世界に終始ワクワク!
※ケア(案内)してくれる人がいるということで 楽しむ余裕も生まれていた。

到着すると早速 共演するみなさんと顔合わせ!(゚Д゚)ノ

ありがたいことに今回のゲストということもあり とても暖かく接してくれてました…。

自身のショーケースは氣合い入れて仕込んでいったので それなりに良い印象で終わった記憶があります。(/・ω・)/
※これをきっかけに「コンピレーションアルバム」に参加させてもらうことになる。

特筆すべきは他の演者の方々!

レゲエ(ダンスホール)の世界では「正統派系」と 言い方迷ったのですが「キャラ濃い系」(下ネタDeejayなど)と様々なスタイルがあります。

今回レギュラーメンバーとなる皆様は後者となる「キャラ濃い系」の皆様…。

そんな面々なので「ラバダブ」(マイクリレー)が超絶カオス!w

福井ではありえないほどの人数(十数人)で行われるマイク回しに度肝を抜かれることになるのです…。

ちなみに呼んでくれた「Jさん」はさすがの一言で「ブルーハーツ」の「甲本ヒロトさん」を彷彿させるような動きとワードセンスに「ゴンフィンガー」上がりまくりでした!
※「ゴンフィンガー」・・・ジャマイカでは盛り上がったとき「人差し指と中指の二本」を銃に見立て「銃声音」を口で表し(ポウ!ポウ!など)「凄い」「ヤバい」などを表現する。

衝撃の一夜となったイベントも無事終了…。

家に帰って休む人もいる中 そのまま寝ずに仕事に向かう人

こうして今回の経験したすべての出来事が さらなる「やる氣」をもたらすことに。

その後「Jさん」と二人でアパートに戻り 余韻に浸りながら しばしの就寝…。
※ひとつしかない布団をわざわざ「布団乾燥機」でホカホカにして貸してくれた。

初めての東京」そして「都会でのダンスホール」に触れたことにより さらに「夢を描き」それが現実となることを この時はまだ知る由もなかったのでした…。

続く。

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