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ママのしっぱい

こんちは。
あたしはこの世に生まれてから1年半しか経ってない子ども。赤ちゃんと子どもの狭間。
名前はホシ。本当の名前と少し関連するけど、名前はひみつ。

このまえ、メルちゃんのミルクを自分でくわえたら
ママに「バブバブになったの〜?」
といつもの甘い声で言われた。

どっちでもいいけど、
1年半しか生きてないのにバブバブがもう早いなんて
なんか息苦しくない?

それはさておき、
最近のあたしたち家族は忙しそう。
ママがあたしの子育てのために仕事をやすんでいたみたいなんだけど、
この1月から仕事を始めるらしい。

それで、あたしは12月から保育園というところに行かされてたんだけど、
ママと一緒に行けるのかと思ったら、なんとほったらかしじゃない!!
最初はママがまたおしゃべりに夢中でどっか行っちゃったのかなー?なんて呑気に考えていたけど、
ママはいないって言うじゃない!!
今までママとしか人間関係を築いてこなかったといっても過言じゃないのに、
いきなり
「保育園の先生は優しいからね。大丈夫だよ。」
とこれまた甘ったるしい声で言われて驚いた!
大丈夫なんかじゃない。

そうしたらいつの間にかまた保育園というところに行かなくて良くなった。
みんなネンマツネンシとか口々に言ってた。

と思ったら、
ある朝いきなり叩き起こされて、ご飯も食べさせてもらえないまま、保育園に放り投げられたじゃないの!!
これにはさすがのあたしもびっくりだったわ!!

それからというものの、地獄よ。
もう1日保育園とやらで過ごすのにクタクタ。

ようやく慣れてきたのよ。楽しいって思えるようになったのよ。
保育園の先生は本当に優しかったけど、でもママあんまりなんじゃない?

まぁそれはさておき、
なんでこんなことを始めたかと言うと。
仕事を始めてから充実した顔をしていたママ。
今日初めてあんなに落ち込んだ姿を見た。
どうやら、仕事中に失言をしたらしい。
会社のみんなはママに気を遣って歓迎会をしてくれる、ということになったらしいのだけど、
チームにいる1人の人がなんだかよくわからないけど、誘えない事情があるらしくって、
その人には内緒の話だったらしい。

日程の候補を早く伝えなければ、という視野しかなかったママはその誘えない人の前で
カンゲイカイ
と普段発揮されないほどの滑舌で口走り、
幹事の人の顔がキッと厳しくなったそう。

あー、くだらない。
よくあることじゃない。

そんなことでいちいち落ち込むわけ?
その幹事の人は普段すごく優しい人みたいなんだけど、表情のギャップにびっくりしたのと、
その人への申し訳なさと、
自分の至らなさと、
あと、、、ママ、セイリマエって言ってた。
そんなこんなでとても落ち込んだらしい。

言葉は引っ込めない、誘われない人には可哀想だけど、
いい教訓だわ。

でもそんなことでイチイチくよくよするママはママっぽい。
ママは、人を傷つけるようなことを言ってしまうのが生理的に無理って前言ってた。
もうしょうがないじゃない。

それよりあたしはクタクタ。
大好きな納豆ご飯食べて、
便利にあてがわれる牛乳パン食べて、
バナナまで食べたらもう眠い。

ママはお風呂お風呂って言ってたけど、
絶対にいや。
力尽くで入れられたら一生覚えててやる。

でも、昨日何食べたかも覚えてないや!

ママは家で
100万年の幸せ、

篤姫のメインテーマを聴いていた。
いい曲だった。

さ、ママにぎゅーしてねんねしよ。
お風呂はまたよ。

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