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#ひゃくもじ 100文字小説 100 characters #31-40

100文字以内の小説です。 Twitter @herownlife にて更新中。 #vol.1〜10 はこちら #vol.11〜20 はこちら #vol.21〜30はこちら These are very short novels with only a hundred characters (in Japanese characters). I hope you can feel the unique world in the short sentences. どうして

    • 物語を書くことについて

      百文字で完結する小説を書き始めて、30編を超えた。 「小説」の私の定義の中に「フィクションであること」がある。ノンフィクションであればそれはエッセイでありルポルタージュである。 そして私小説はフィクションがあれば小説だという私の見解。98%リアルでも2%フィクションが入ってれば小説。私の「ひゃくもじ」を書くにあたってのマイルールです。(書いてみたら全部リアルだったなってこともあるけど。どないやねん。) 物語を書くという行為には一種のカタルシスがある。自浄作用とでもいうのか。

      • #ひゃくもじ 100文字小説 100 characters #21-30

        100文字以内の小説(?)です。31文字の3倍以上だからいろんなことが書けるのです。 Twitter @herownlife にて更新中。 #vol.1〜10 はこちら #vol.11〜20 はこちら These are very short novels with only a hundred characters (in Japanese characters). I hope you can feel the unique world in the short se

        • #ひゃくもじ 100文字小説 100 characters #11-20

          100文字以内の小説(?)です。31文字の3倍以上だからいろんなことが書けるのです。 Twitter @herownlife にて更新中。 #vol.1〜10 はこちら These are very short novels with only a hundred characters (in Japanese characters). I hope you can feel the unique world view in the short sentences. v

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          #ひゃくもじ 100文字小説 100 characters #1-10

          北野勇作という小説家がTwitterで100文字小説をやっているのを見て「これおもしろそう!」と思って私もしてみむとてするなり。Twitterでほぼ毎日更新してます。 100文字を超えないことだけがルールだ。 These are very short novels with only a hundred characters (in Japanese characters). I hope you can feel the unique world view in the

          #ひゃくもじ 100文字小説 100 characters #1-10

          子育てモラトリアム

          私には妹二人と弟一人がいて、それぞれに家庭を持っている。 彼らの子どもたち(つまり私の甥っ子姪っ子)は小学中学年から新生児までばらけて7人いる。 彼らの子育ての様子を見ていると、私にはとてもできないなと思う。 きょうだいげんかをしている上二人を叱りながら、泣き叫ぶ新生児をあやすとか。自分がトイレに行きたい時に子どもが食べ物をひっくり返すとか。そういうハードさもさることながら(私ならすぐに発狂するだろう。自分のペースを乱されるのも、ガチャガチャした環境も人一倍苦手なのだ)、そ

          子育てモラトリアム

          恋敵

          一軒目で盛り上がった私たちはタクシー数台に分乗して次の店に移動することにした。その中で金城さんは、帰るわ、と軽く別れの挨拶を残して去っていった。 金城さんはめったに人の集まるところに寄りつかない人で、私より少し若い恋人がいた。私は彼にずっと辛い恋をしていた。私は今日こそあなたに想いを伝えなければ。もともと駄目だったものをもっと駄目にする行為だとわかっていても。金城さんの視界に入りたかった。 でも、もういろいろと手遅れだった。金城さんは私たちほど盛り上がったわけではなかった

          寿命(2)

          寿命について何か書こうとしたのだけど、「あれ、このタイトル既視感…」と思って調べたら2015年に書いてた。 あの頃と変わってないところもあるし変わったところもあるから、ちょっと書いてみようかな。 有名な人の訃報を目にした時、その人が80を越えていたりすると「死にもするよなぁ…」と思ってしまう。 だけどふと気づくのだ。私の両親もあと10年もすれば80前後になることに。10年なんて、10年前がついこの前なのだから10年後なんてすぐ先のことだよね。 私の中では寿命は80あたりに設

          Desafinado

          デサフィナードはボサノバの有名な曲で、ボサノバが好きな人でこの曲を知らない人はいない(たぶん) どう?聴いたことあるでしょう? 最近こういうまどろむようなボサノバを弾きたいなと思っていろいろ聴いてみたけどやっぱりジョアン・ジルベルトおじさんを越える人はいないですね。とは言えたぶんおじさんは、だれかを越えてやろうとか誰にも越えさせないとかそういうことを考えたことがなくて、だから私も評論とか評価とかしたくない。 にもかかわらず、今日筆を取ったのは(スマホをフリックし始めたの

          英会話レッスン

          私は断続的に何年かオンライン英会話のレッスンを受けているけど、何年も続けていると言いたくないぐらい上手くならない。 この「続けていると言いたくないぐらい下手」シリーズはたくさんあって、ピアノはその最たるものだし、ずっと好きな歌を歌えないし、ミュージシャンの名前を全然知らないし(音楽コンプレックスは根深い)、ラジオで話すこともそうだったし、仕事も永遠に素人だし、あとは……人生とか? 「やってたとは言いたくないぐらい無知」シリーズとか「あの時は輝いてたけどもう無理」シリーズもある

          英会話レッスン

          大きな地震があった時、私は。

          大きな地震が来ると、私はあの日のことを思い出さなくてはならないという圧を感じる。(誰が何をしたわけでもないのに) あの日のことを思い出すと、あの時一緒に暮らしていた男のことを思い出すし、その後やがてクビになる職場のことを思い出すし、クビになった日にすぐに飛んできてくれた次の彼氏のことを思い出すし、海辺ではしゃいだ日のことを思い出すし、彼を傷つけることばかり言ったりしたりしてた傍若無人な自分のことを思い出すし。 一方で私は遠く離れた地の人に何かしたいと、チャリティライブを何度

          大きな地震があった時、私は。

          バーザムナ

          10年ぶりに私はバーザムナへ行く。 ザムナにはアボカドの苗はないけれど大きな猫がいた(今はもういないかもしれない) ザムナの猫はみんなにただ「ネコ」と呼ばれて愛されていた。 もしかしたらあなたがいるかもしれない。最後に会ったのは10年前のこと。もうザムナにはいないだろうけれど、いるかもしれない。もしいたら、今の私では会いたくない。あの頃の私で記憶していてほしい。 けれど、私はザムナに行く。 彼らに会いに。 いや、もう彼らもいないかもしれない。10年はちょっとした年月だ。

          バーザムナ

          限界飯

          胃がもたれるほどブロッコリーを食べたことがあるかい?オレは、今が、それだ。 今夜の献立は、茹でブロッコリーでした。ブロッコリー単品でした。厳密に言えばオリーブオイルとニンニクで和えてハーブソルト振ったけど。ごはんとか味噌汁とかそういう文化的なものはありません。でも茹でるのに無水鍋と火を使ったからていねいな暮らしだな!? 作りすぎたら冷凍して…とか言いますけどね?残りませんからね?いや何品か作ればいいじゃないさすがに余るじゃない…って言いますけどね?何品か作る?自分一人のた

          メンタルダメです

          あ、何か書こうと思ったんですけど、タイトルで必要にして十分言い表してましたね。 メンタルダメです 落ち込み、焦燥感、不安感、無気力 心療内科に行ったら速攻で診断名つきそうです。もうついてるけど。 私がいつも不思議に思うのは、症状を聞かれた時に「落ち込み、焦燥感、不安感、無気力…」って答えるとみんな真に受けたり親身になってくれたりするところです。 いや、嘘つくほど暇ではないが、症状を口にした瞬間にコピペ感が漂ってその言葉から現実の苦しみが失われてしまう気がする。私が病気

          メンタルダメです

          AIアバター(キャッキャウフフしながら考えたこと)

          (アイキャッチは、一番「あなただれ?」ってなった私です) AIアバターが私の周りで流行っていて、私もやりたくなった。AIがその人の顔を美化した何枚かの画像を提案してくれるのだ。その人の顔の「特徴を残したまま」美化してくれるところがミソで、自己愛を存分に満たしてくれる。 自撮り写真を10〜20枚撮らなくてはならないという羞恥プレイも乗り越えて(自撮りが苦手だ。もっとよく見せたい、もっとよく見せたい、という自分のいじらしさが腹が立つ)アプリ内課金も乗り越えて作ってもらった。

          AIアバター(キャッキャウフフしながら考えたこと)

          スタバで夕食

          今日はスタバで夕食も済ませようと思って。順番が近くなってやっとフードが見えてきたら、私のいつものやつ(名前は覚えてない。アボカドのナントカ)がなくて順番も近いし慌ててウィンナーのやつにした(名前は覚えてない)。他にも気になるのがあったけど悩む余裕がなかった。私はいつもそのアボカドとトリプルなんとか(名前は覚えてない)の氷抜きミルク増し増しをセットで頼むのだけど、トリプルなんとかがメニューに載ってなくて今から思えば店員さんに一言聞けばいいだけのことなのだけど、商品名フルで覚えて

          スタバで夕食