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海外で生活する時に必要なスキルをまとめてみた 〜その2〜
前回の日記の続きです!
7. デザインより機能性
ヨーロッパでは雨が降ってもパラパラ・・という感じで傘は必要がないけれどもフード付きのレインコートがあれば大丈夫!という日が多く、全くおしゃれではないけれども防寒性があって、フードが付いている防水のコートに目がいってしまいます。
東京ではハイヒールばっかり履いていましたが、石畳の道をヒールで歩いていると良く足をくじきます。ピンヒールは石畳に挟まって抜けないのでオススメしません。ヴェネチアは特に、車が通ってないので、歩きやすい靴がマストです!
バックも可愛いデザインよりもチャックがしっかりしまって防犯対策が出来るもの。斜めがけは必ず前に持ってきて、後ろには回さないようにしています。デザインよりも機能性重視です。
キャラクターグッツは可愛い、と言うよりは少し個性的、とみられるかも知れません。キャラクターグッツを持つのは子供であって、大人がゆるキャラにのめり込む日本人は不思議なんだそうです。
8. 女性の社会進出が進んでいる。
ヨーロッパでは夫婦共働きが一般的で、家賃や光熱費などは折半という家庭がほとんどです。もし給料に開きのある場合は稼いでいる方が多めに出したりしますが、必ずしも男性の方が稼いでいる訳でもないので、女性が多く払っている家庭も一般的です。
欧米人と結婚したら男性に養ってもらう、という考えの女性はいません。
専業主婦という選択肢がない、といっても過言ではありません。私も産休+育児休暇を合わせて1年弱取りましたが世間ではものすごく長かったようです。授乳も7ヶ月くらいまで続けましたが、まだ授乳してるの?とも言われました。保育園は2ヶ月から預けられるところがほとんどです。
その代わり定時で帰れますし、フランスやベルギーの幼稚園と小学校は、水曜日が半日なので子供が小さいうちは水曜日の午後だけ時短で帰る人も多いです。
9. 小学校高学年まで親が送り迎え
日本だと小学生から1人で通学しますが、こちらでは送り迎えが一般的。パリなどでは迎えに行く時間が5分遅れると子供は警察署に届けられます。(交番に迎えに行く事になります。)
10. 相づちをうたないようにする。
日本語ですと相手の話を聴きながら相づちを打たないと失礼な気がしますが英語では逆に相づちを打つと変な印象になります。相づちは基本的にその意見に賛同する、と言う意味があって、日本語のように「きちんと聞いていますよ」と言う意味合いではありません。
よく「日本人の人に話をしていてすごくウンウン頷いていたから同感しているのかと思ったら、意味さえ理解していなかった」と言う経験をしたヨーロッパ人の話もよく聞きます。
11. 仕草を見直す
相づちの他にも、日本人らしい仕草やジェスチャーなどの癖も気にかけています。例えばお辞儀や会釈。日本は頭を下に下げる動作をしますが、こちらは頭を少し上に向ける、もしくは手を振ることの方が多いです。
カメラを向けられたらピースサインも、ものすごく日本人的な動作です。
挨拶もフランスでは初対面、ビジネス面に関係なく女性は全てビズ(ほっぺたを左右合わせてチュッとキスする)パリでは2回、南フランスでは3回です。男性同士は握手です。(今はコロナで皆さんしませんが)
12. 誘われた時間ピッタリではなく、少し遅れてお邪魔する。
これはフランスとベルギーに特化した事かも知れませんが、誘われた時間どうりに行かない方が良いです。7時に誘われたら7時半−8時を目安に相手のお家に行くと良いでしょう。
逆に人には本当に来て欲しい時間の30分−1時間前を伝えましょう。例えば夕飯を7時−7時半くらいに来てもらいたければ6時半と伝えると皆さん7時過ぎに来てくれます。
さいごに
日本人は基本的に評判も良くてとても好かれています。
ただ、ヨーロッパの風習が違って、こちらがイライラすることが多いです。普段慣れていないことを求められる(例えば政治の意見を聞かれたり、女性も男性と同じ様に仕事をし、収入もそれなりにある、など)常にカンファートゾーンから出て挑戦する意欲が必要だ、と考えます。
逆に周りに気を配る、旅行に行ったらお土産を買ってくる、みんなが行くから自分も行かないとまずい、学校の行事への親の参加などの日本にとって不可欠なことは求められません。
所変われば品変わる、ですね。