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海外で生活する時に必要なスキルをまとめてみた〜その1〜

海外で日本人の人と会うと、あぁ、日本っぽい、と感じる事が多いのですが、ヨーロッパ人の間に居ると、「そう言えば日本ではこの言った事は絶対言わないな」という2重人格の自分が居ます。


2重人格というか、これはヨーロッパで言ってOKだけど、日本では言わないだろうな、という発言、これは日本ではいうけどヨーロッパでは言わないなという発言があるなと感じます。


この日記では日本では必要が無いけどヨーロッパで生きていく上では必要なスキルだな、と感じた事をまとめてみようと思いました。


日本では必要が無いけど、ヨーロッパで生きるには必要なスキル、思考は以下の通りです!

*ヨーロッパと言っても住んだ国、フランス、ベルギー、イタリアを中心に書きます

1.サービスは無いものとして考える。


ヨーロッパ人にとって仕事は9時から5時で終わるもの。仕事は生きていく為に必要なお金を手に入れる手段であって仕事の為に生きて居る訳では無い。なので日本みたいなサービスを求める事は難しいです。


例えばフランスではカフェに着席してから注文を取りに来るまで10分以上かかります。オーダーしたものがちゃんと届かない、注文してないものがレシートに入ってるなどもあります。笑 でもそれを怒ったりすると、逆効果です。彼らの仕事は決していきがいにはならないので、成長しようという感覚が無い人が多いです。


そっと「これ間違って居るから直して来てもらっても良いかな。お願い」と丁寧に教えてあげて、「なになに、ちょっと余計にお金もらおうとしたの?僕そんなにお金持ちでは無いよ!」なんてジョークで返して上げると、レシートを気分良く交換してくれる訳です。


(すごく私的な観測ですが)フランス人は会計が間違って居る→お客様に申し訳ないことをした、という思考ではなく、私がまたレジを打ち直す、変更する必要がある、と自分の仕事が増えた、嫌だわ、反応をします。嫌な仕事を気持ちよくしてもらえるように配慮する、という感じで指摘すると良い、と思います。)

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以前家具屋さんで品物を買った時にカードで2回同じ金額が引き落とされていた時もありました。すぐ返金手続きをしてくれましたが、カード払いも、現金もとにかく確認することが大事です。

2. 政治の話、ある程度の世界情勢を把握しておく事


日本に居た時には知らなくても全然大丈夫、でしたがヨーロッパ人は政治やニュースの話、それについて意見を持つ事が当たり前です。

色々な世界情勢を知っておくと話題について行けます。

例えば少し昔の話題ですが。

#metooの動き 、 米連邦最高裁の判事候補 Kavanaugh判事が17歳の時に同期の女性に酔った勢いでおかした性的暴行疑惑を問われている事について。若い時に酔ってしでかした過ちを30年以上たった後に、一生に一度の昇格のチャンスをとりそこなうのはどう感じるか。


肯定派:30年以上経っても悪いことをしたのだから処罰されるべき。

否定派:この#Metooはいきすぎて居る

最終的には最高裁の判事に1票差で承認されましたが、1票差ですよ!せめてテニスの試合みたいに2点差はついていないと・・と思いますが?笑


3.デモやストライキに慣れること。


労働組合、デモ行進や、ストライキによって、道の閉鎖および、公共・交通機関(バス・電車・飛行機)も遅れが生じます。学校も先生のストライキによって中止になったりするので、雨が降ったな、程度に考えておけば良いのかなと思います。


娘の幼稚園も月に1度か2ヶ月に1度の割合で休校になってました。昔フランスに住んでいた時は大学の先生のストライキで1ヶ月休校になっていました。これで国が機能するから感心します。イタリアでは当日の朝までストライキか否か、分からないのでとりあえず登校して、ストライキだったら帰ってくるので、共働きの人はこういうのが大変だろうなと思います。


4. 中国人に間違われると覚悟しておく事


ヨーロッパ人にとってアジアはとても遠い国。日本人、韓国人、中国人、台湾人、全部ひっくるめて中国と思って居る人も少なくありません。日本人です、というと中国語喋れるの?とか平気で聞かれるけれどもそれに動じないようにする、イラっとせず「日本と中国はベルギーとイタリア、みたいに違う国ですよ。喋る言葉も違うし文化も全然違うよ。」と教えてあげましょう。

5. お店の開店時間に注意


お昼休みで2−3時間閉まる個人商店が多く、マーケットは午前中にしか空いていない事がほとんどです。日曜日はお店も全部しまってますし、スーパーも空いていない所が多いので平日か、土曜日までに買い物を済ませる必要があります。

6. バスや電車は時間通りに来ないので、余裕を持って出かける事

バスは指定時間の5分前か後に来る事もあります。待っていたら時間の前にもう通り過ぎていた、という事も何度かありました。また、ずーっと待っていたら工事でバス停が変更になっていたという事もありました。変更になっていてもバス停には何も案内がなく、通りすがりの人にルート変更を教えてもらった事もありました。(バス停に座っていたらここ通らないよ、って教えてくれました。)

遅れてももちろん謝りませんし、空港行きの電車が15−20分遅れる事も良くあるので常に時間には余裕を持って出かけています。

まだまだ長くなりそうなので続きは明日!


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