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離婚、再婚、妊娠
離婚
20代で結婚と離婚を経験した。
7年連れ添った相手とのお別れは、
話し合って、お互い納得した上で、
一緒に離婚届を提出しに行く程度には円満離婚だったが、
寂しさと申し訳なさがあった。
独り身の自由気ままな生活に戻り、
30代になった頃には、
好きな服やコスメを買い漁ったり、
疲れたら外食して、毎晩飲み歩けるほど
稼げるようになった。楽しかった。
結婚は当分考えず遊びまわるか~
と人生二度目の独身生活を謳歌していた。
でも心の片隅では、
特に生きる目標もなく、
仕事→趣味、夜遊びを毎日、毎月、毎年、
ただただくりかえす日々への飽きも感じていた。
他人のために頑張れるタイプなので、
やっぱり子供がほしい。
これは初婚の理由でもあった。
育児に漠然とした憧れがあった。
女手ひとつで私と妹を育てた
母の姿を見てきた影響もあると思う。
再婚
5歳年下の今の夫とは3年前に出会った。
正直まったく恋愛対象として見ていなかった。
ある晩一緒に飲んでいると、結婚観の話になった。
「家と職場の往復の日々に飽きていて、子供がほしい。だから結婚したい。家庭がほしい。」と言っていた。
私と同じだ…。
そして去年告白された。
私が34歳、相手はまだ29歳。
結婚観の話をした頃から、ただのお姉さんではなく異性として見られているとは気付いていた。
告白されたのも素直に嬉しかった。
しかし初婚を経て結婚生活のリアルを知っているからこそ、悩んだ。
どんなに好きな相手でも他人同士だから必ず喧嘩はする、そして疲れる
相手は未婚だから共同生活の大変さをわかっていない
年齢差もあるし、もしまたダメだったら…
結婚より離婚の方がはるかに精神力が削られるのも経験済だ
でもふと、
こうやってぽんぽん思いつくネガティブな思考は、
今後どんな人と出会っても、きっと湧き起こるのではと思った。
「やっぱり子供がほしい」
自分の気持ちを一番に考えることにした。
もう34歳。妊活期間を考慮すると、一歩踏み出そうと。
相手には言わなかったけど、
見極める期間という面も含めてとりあえず半年、と
お付き合いを承諾した。
妊娠
結果、1年後に妊娠し、再婚となった。
今36歳、妊娠中期の終わりかけ。
まさかこんなに早く授かれるとは思っておらず、
私自身がびっくりしているし、まだ母になる実感はない。
でも毎日感じるようになった胎動で、
自分のおなかの中に新しい命があるのだと思い知らされる。
この先は未経験のできごとがたくさん待ってるけど、
あの時の決断は間違っていなかったと、
例えどんなことがあってもこの子を大切に育てていくと、
そう思いながら生活している。
今更ながらnoteを始めてみたのは、
NHK大河ドラマ「光る君へ」にハマっているのもある。
今、この時の気持ちをしたためておかないと、
育児に追われる日々が始まると忘れてしまいそうで。
つれづれなるままに、気が向いた時に…。