第三子 出産当日日記

今から1ヶ月前、その日はとても天気の良い日曜だったので、割と早くから、公園に遊びに行きました。でもそこそこ混んでいたので、早めにお昼食べちゃおうってことで、久々に、家族みんなで外食しました。
なんかその時からお腹は張ってる感じがしました。
公園に戻って、上の姉妹がたっぷり外遊びしてる時、座って見てたんですが、おしるしが来ました。3人目にして初めてのおしるし。
おしるしきても、何日も出産がないと聞いていたので、
さらに夕方、長女と他の公園のお祭りに参加しました。そのあと、おしるしが鮮血状になってきて、お腹の張りも頻繁になってきました。
その時まだ産まれる感じはしなかったけど、念のため、お腹の張りの間隔を測ったら、9分で割と等間隔でした。
経産婦は、15分間隔で陣痛が来たら、病院に行かないといけないんだけど、全く痛くないし、でも等間隔だから迷ったので、病院に電話したら、とりあえず病院来てくださいと、まぁ、予想通りの回答が得られました。
まだ行きたくなかったのと、その時、1日の疲れで猛烈に眠かったので、1時間ぐらい仮眠しました。
夜になり、相変わらず痛みはなかったけど、お尻のあたりの感覚から、
「あ、産まれるわ」とかなり強く思ったので、子供達を寝かしつけたあと、
また産院に電話して、陣痛タクシーを呼んで、行く覚悟を決めました。

なぜ、すぐに病院に行かずに、もたもたしたかと言うと、日曜の夜だから時間外料金で高いんですよね!
もし陣痛が遠のいて、やっぱり家に帰った場合、分娩代とは別に、プラスで11万円も払う羽目になります。
出産が自費ってやばいよね。選んで日曜の夜にしてるわけではないのに。

コロナで1人で行かなくてはいけなかったので、入院の大荷物を持って、1人でタクシーで行きました。
空気が澄んでて、タクシーから見た半月がとっても綺麗で、印象的な夜でした。🌓

案の定、病院に着いたら、お腹の張りが遠のいて、
助産師さんにも、まだ子宮口1センチだし、上の方にあるし、帰る?
でも、経産婦だし、張りの間隔はモニターで測っても、7分間隔になってるし、帰るか入院するか微妙なところと言われました。

私としては(大金も勿体無いし)、このまま陣痛になって産みたいって話して、朝まで痛くなかったら、陣痛になるようにスクワットするから、と言って入院を決めました。
家に帰って朝になっても、子供の世話があって、自分に集中できないし。

その時点で、お腹はあまり痛くなかったけど、なるべく陣痛が来るように、トイレにこまめに行き、屈伸したり、アロマ嗅いだり、ベッドの上で運動したりしました。

入院を決めた4時間後ぐらい、日付変わって、眠りかけてた夜中の1時過ぎから、うとうとできないぐらい、お腹が痛くなってきました。
やはり陣痛だったか!産まれそうって言う自分の感覚は間違ってなかった、家に帰らなくてよかった!と思いましたね。

子宮口は、その時4センチぐらいで、おしるしがめっちゃありました。尿を漏らしたと勘違いするぐらい。

夜中の2時ぐらいには、分娩室に移動し、CDをかけてもらい、陣痛と戦いました。最初のうちは、ソフロロジーで、うまく痛みを逃していたのですが、だんだん痛みが強くなって、取り乱していきました。

その夜は出産が重なって、しかも日曜の夜勤だから手薄で、分娩室に私だけって言う時間が長すぎて、とにかく不安でした。

だんだん自然にいきみたくなって、いきんでいいのか、まだなのか、いきみのがしとかあったような?って感じで、誰かに聞きたいのに誰もいないし、誰か来てください!ってめっちゃ叫んでましたね。
その頃にはソフロロジーとかぶっ飛んでて、全く意識できなくなって、ずっと痛い痛いとか、うわあーとか叫んでいた気がします。よく覚えてません。

いきんで良いよと言われたけど、まだ横向いてるし、誰もいないのにいきんで、大丈夫?と思いつつ、体が勝手にいきむので、ふん!といきんでいたんですが、不安とパニックで、いきむ方向が上だと知っていたのに、間違えてしまっていて、この時間、無駄な体力をめっちゃ消耗しました。

そのうち、たまに助産師さんが部屋に見に来てくれるようになって、私もいきむんですが、とにかく破水しませんでした。
膜が丈夫とか言ってましたが、もうその時点で無意味ないきみを何十回もしてしまっていて、体力の限界でした。

いつもはすぐにハサミで膜を破ってくれるのに、医師が他の人の帝王切開でいなかったようで、破ってくださいと言っても破ってもらえませんでした。

体力を振り絞ったいきみで、バシャンと言う音と共に羊水が自分にも降りかかりました。
初めて自分の力で破ったので、こんなに勢いよく破れて水が降りかかるのか!とちょっとびっくりしました。

医師が途中で入ってきて、子宮口を見てもらったら9.5センチぐらいと言われました。

いきんでもいきんでも、一向に赤ちゃんが下に下がらず出てこないので、本当に先が見えなくて長いお産に感じました。

その後も何回もいきんで、ほら触ってみて!と言われて、お股を触ったら、やっと赤ちゃんの頭の毛が見えたようで、そんな感じのものが手に触れました。触りたくはなかったけど、触らせてもらったのは初めてでした。

会陰切開もやる予定だった気がしたんですが、そのまま行けるって助産師さんが言って、結局、やぶれてしまいました。

多分、いきみを40回はしたと思います。

助産師さんが医師に、ごめん破れたって何回か謝ってました。

今まで2回とも会陰切開だったし、今回もそれで良かったような気がするけどなんで、そのまま産むことになったんだろう。

その後はズルんと赤ちゃんを引っ張り出してくれて、胎盤も出たと思うんですが、出血が多かったので、なんだか急にドタバタし出して、いつの間にかたくさん助産師さんが集まってきていて、医師がものすごい勢いで、注射の指示をしてました。

止血の点滴がなかなか入らないってことで、もともと、抗生剤打ちながらの出産だったので、点滴のルートはあったんですが、もう片方の腕にも点滴ルート確保されました。点滴の針は太いので痛いし違和感がすごいです。

15分おきに肩に何種類かの注射をして、点滴も落として、止血の処置をしてくれました。

出血が多いので輸血になるかもしれませんが良いですかと言われて、死ぬよりマシなのでその時は輸血してくださいと言いました。

お股の出血が多かったみたいで、ものすごい握力で、お股を掴まれて圧迫止血されてましたが、それが陣痛よりも痛かったです!
その後もガーゼを5枚、子宮に入れられて止血していて、その出し入れも、お股の注射も、破れたところを縫うのも、ものすごく痛くて、騒ぎました。今思い出しても恥ずかしいですが、出産時に騒いでいた延長のテンションだったので、産後もかなり痛いと騒いでいたと思います。

大量出血の辛さを第一子の出産で知っているので、しっかり今回は処置してもらえて、貧血にはなったものの、産後がものすごく楽でした。輸血もしなくて済みました。

1時間ぐらい処置に時間がかかって、その後ようやく、カンガルーケア。
でもその頃にはヘトヘトだったので、2時間も抱いておける自信がなくて、10分くらいでナースコール押して、赤ちゃんをコットに返しました。

ようやく落ち着いて、眼鏡をかけて時計を見たら、朝の7時過ぎになっていて、痛みマックス、いきみマックスの時間は、4時間弱ぐらいだったんだなぁと後から思いました。

第二子の時は痛みマックスが2時間ぐらいだったから、今回はかなり長く感じました。

一緒に頑張ってくれた赤ちゃんに感謝しましたが、なんだが後半から産後にかけては、いっぱいいっぱいで、自分本意の出産になった感じが否めないです。 

出産は毎回全く違うなぁ。今回は体力的に辛かったです。

赤ちゃんは、予定より2週間早く産まれました。小さめだったけど、

産後に、すぐに小さい声で泣いてくれたこと、無事に産まれてきてくれたこと、健康そうであることが、奇跡ですね。

毎回思うことですが、本当にありがたいことです。



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