活字に溺れるひとり旅
じぶんの時間を取り戻したい。
漠然とそんなことを考え始めてから
ずっと頭に浮かぶ光景がある。
蓼科親湯温泉のlibrary loungeだ。
蔵書3万冊。大正の文豪ともゆかりがあり
心惹かれる本をラウンジで読むもよし、
部屋に持ち帰って浸るもよし。
本好きの私にとっても、本好きのそこのあなたにとっても至福であろう場所。
大正浪漫溢れるその空間に遂に足を踏み入れた。
ウェルカムドリンクを味わいながら
雪が残る景色を眺める。振り返れば圧巻の本棚。
仕事にも家事にも、何にも追われることなく
気の向くままに本との出会いを楽しめるなんて。
意を決して有給と予約を取ったあの日のわたし、
本当にありがとう。
さぁ。びびっ!!っとセンサーが反応した数冊を
お部屋にお持ち帰りして浸ろう!
と、その前に、
気温が下がる前にお風呂を楽しもう作戦発動。
ぽかぽかになってほぐれた体と(頭のてっぺんはキンキンに冷えて取れそうだった)
リラックスした心を手に入れたところで
活字に溺れる夜を過ごそう。