SDGsの原点を問い直す授業 /備忘エッセイ #20
北海道内の小学5-6年生に SDGs を自分ごととして理解を深めてもらおうと2021年度から始まった「北海道フロンティアキッズ育成事業」。
シーズン4の2024年度事業は、今日の成果発表会(オンライン)で一区切り。後日まとめ動画が公開されると思いますので、詳細はまた追ってお知らせします。
今回は、この事業で4年間に渡りブラッシュアップしてきたSDGsの原点を問い直す授業について備忘録(宣伝?)。
数年前にSDGsの授業で派遣された小学校から、今年独自にお招きいただく機会があり、授業内容について提案した時のメールを転載します。
ファシリテーションの心得がある方には、1コマ目がアイスブレイクも兼ねているという説明は不要ですね。
最初はワイワイ楽しみつつ、徐々に「環境か経済か」といった本質的な問いに対し、自分自身の天秤にかけ、グラグラと揺れ動いていきます。
子どもたちは本当に真剣になって考えてくれて、初期設定では4択から答えを選ぶのですが、悩みすぎて答えが出ない、といった選択肢を新しく設けることもあるほど。
2コマ目は、ゲーミフィケーションも取り入れつつ、大人でも難しいクイズ対し、チームでどう挑むのか、その方法も含めてまずは委ね、見守りつつ、チーム学習をファシリテートします。
このチーム学習の方法が、グループごとに違い、どんどん変化していって、収束するかと思いきや時にはグループを超えて拡散していったりする様子を見ているのは本当に興味深いです。
一応、対象を小学5年生に設定して開発した授業ですが、大人も含めて異年齢でやるとまた別な面白さがあると思います。
興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。
今年度から道庁の「北海道地域環境学習講座eco-アカデミア」という事業の派遣トレーナーとして登録されたので、この事業を使うという手もありますね。