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ドラマでしかありえないと思っていた理不尽なことが自分の身に起きた時/備忘エッセイ #14

「こんなドラマでしかありえないと思っていた理不尽なことが自分の身に起きるとは……」

という経験をしたことはありますか?

そんな時、その経験にどう対応しましたか?

「事実は小説より奇なり」という言葉から類推し「奇なる事実からフィクションは生まれた」と考えれば、フィクションから現実のエッセンスを学べる気がして……

生真面目が故に疎まれ濡れ衣を着せられた武士が雪辱を果たす物語をアマプラで観ました(以下、作品名は伏せますが、ネタバレ含むのでご承知おきください)。

その武士はなぜ疎まれたのか。それは、度の過ぎる生真面目さが、慣習的に袖の下を受け取っていた人たち、いわば「普通に」生きていた人たちを罪人として裁き、その人生を狂わせ苦境に追い込んだから。

主人公は、自らに濡れ衣を着せた人物への恨みと、それをもたらすことになった自らの生真面目さとの間で葛藤する……。

幼少期から今に至るまでの我が人生と重なるところがあり、痛切に見入りました。

また別な物語も……主人公は人生を仕事に捧げてきたが、理不尽なリストラで失業。以来、8年間も実家でニートのような生活を送っていた。

そんな主人公にも結婚、海外移住という人生の転機が。しかし、亡き父の再婚相手と父の残した工場にピンチが訪れ、自分自身の新生活と父との思い出の継承との間で揺れ動く……。

人が覚悟を決めた時、また別な覚悟の連鎖が起きるドラマに、心が揺さぶられました。今の自分にここまでの覚悟ができるだろうか……。

そういえば、私のデスクの目の前に、こんな付箋が貼ってあるのでした。

これはこの本(2019/12/6購入)の261頁からのメモです。

ドラマでしかありえないと思っていた理不尽なことが自分の身に起きた時には、この五つの覚悟を定めて運気を磨くってことですね……。

そうだ、読みかけのこの本も後少しだから読んでしまおう。

見出しの画像は、9月に引いた「だるまみくじ」。読んで「お見通しかい!」と思わず笑ってしまいました。なので少しは運気回復したはず。

バーカウンターで「あちらのお客様からです」ってあこがれます。