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北海道の小学5年生に SDGs の授業を! シーズン2突入
北海道内の小学5年生に SDGs を自分ごととして理解を深めてもらおうと昨年から始まった「北海道フロンティアキッズ育成事業」。2022年度の実施校と協力企業・団体を募集しています……という記事を書いてそれっきりになっていました。
実施校6校と協力企業・団体が決定
その後、実施校6校と協力企業・団体が決まり、フロンティアに向け走り始めました。実施校と協力企業・団体の一覧は↓こちらのページからご確認ください。
講師陣も決まり、昨年に引き続き HIF の池田さんと私との2名体制。私の担当校は、利尻町立沓形小学校、斜里町立知床ウトロ学校、標茶町立中茶安別小学校……ほぼ北の端と東の端! 遠い!
けど、北海道の自然に憧れて名古屋から移住した身としては、初の離島! 世界遺産や釧路湿原のお膝元! と役得感にテンション上がってます。
昨年は初めての試みだったので、関係者一同手探り状態だったのですが、1シーズン経験した上積みで、事前打ち合わせやアフターフォローの体制など色々改善しつつ進んでいます。
1回目の授業内容
既に私は担当3校の1回目の訪問・授業を終えました。昨年やってみて、我ながら難しい内容だとは思いつつ、その後の子どもたちの成長に一定の手応えを感じたので、あまり変更せずに今年もトライしました。
毎回、子どもたちだけではなく、担任の先生や校長先生・教頭先生、道庁の方、大人にも反響が大きいのが、こちらのセヴァン・スズキさん(カナダ、当時12歳)が1992年の地球サミットで行ったスピーチです。
小学5年生だと10-11歳、1つ年上とはいえ、そう変わらない年齢の子が世界各国を代表する大人たちの前で堂々とスピーチする姿に子どもたちからは「すげぇ……」という声がもれたりします。
このスピーチから30年経ち、セヴァン・スズキさんが訴えていた問題は解決したのでしょうか?
このスピーチを起点に、成果が現れた事例、かえって状況を悪化させてしまった事例を紹介し、では分かっていたのに止められなかったのはなぜか。なぜ今 SDGs なのか。具体的にどう取り組めばいいのか……
かなりの情報量です。かつ深刻。ぼう然としている子、混乱して頭をかきむしる子、目をかっと見開いて何かを真剣に考えている子、いろんな表情が見て取れます。
深刻な問題は深刻な問題として伝えることの方が、子どもたちに対して誠実な態度なのではないか
私はボードゲームが好きなので、ゲーム性を取り入れた楽しい授業という手も考えましたが
子どもたちが既に今直面していて、これからますます深刻になる事態を知っているのなら、できるだけ事実に即して率直に、深刻な問題は深刻な問題として伝えることの方が、子どもたちに対して誠実な態度なのではないか、今のところそういう心境です。
この1回目の授業を経て、子どもたちにどんな変化があるのか……ドキドキとワクワクが混ぜこぜになった気持ちで2回目の訪問を待ちます。
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