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「S.A.R」の「Verse Of The Kool」はセンスの塊すぎてnote書くの不可避。
はじめに
突然ですがレコードの日って何買いました?
andymoriとか新しい学校のリーダーズとかLAUSBUBとか・・・
今年も色々出てましたね。
王道からマニアックまで様々でしたねぇ。
また買ったの?って言われそうだけど買いましたよ。
レコード裁判とかで減ったから補充しましたよw
いやいや意味ねぇな。
まぁ年々買う量は減ってるので僕も大人になってると思います。
今回紹介するのは僕がYoutubeで30秒聴いて予約した作品です。
その名も
S.A.R - Verse Of The Kool
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とても良い意味で日本人らしくなくて、とても良い意味でカッコよさだけで構成されてて、2020年代のバンド(クルー)ってこんなにカッコイイんだなって素直に思えました。
これから人気になるはずだしなってほしい。
負けずにカッコイイままでいてほしい。
作品毎に驚かせてほしい。
こんな音楽が街に溢れてほしい。
つーかライブ行きたい!
こんな感じの事を聴きながら思っていました。
そうとなればご紹介したい!
ということでございます。
メンバー構成
6人組のバンドなんですが、バンドという呼称ではなくクルーという呼称を使ってるみたいです。
自分たち以外にも関わっている人たちがいるというのとバンドって呼称すると活動に枷がつくっぽいからってのが理由みたいです。
たしかに音楽性的にもクルーという呼称はピッタリだと思います。
こんな感じの方々でございます。
全員雰囲気あっていい感じでいいよいいよー!
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Santa (Vo) 一番後方
Attie (Gt)1列目左
Imu Sam(Gt/MC) 1列目右 (多分)
Taro (Key) 2列目左
may_chang (Dr) 2列目右から2番目
Eno (Bass) 2列目右 (多分)
たぶん合ってるはずです。
バンド名の「S.A.R」は初期メンバーの頭文字から取っていて、読み方はエスエーアール。
サーではないです。サーって読んでましたw
最初は3人編成でやっていたみたいで、配信で一番古い曲が2018年の「Criminal」という作品なのでその前ぐらいに結成されたのだと思います。
Criminalは6人編成になってるっぽい?
メンバーのSantaとAttieは音楽専門学校で他のメンバーは音大のジャズ専攻だったみたいです。
作品に自然にジャズっぽい要素を入れ込んでるのも納得。
作品について
まぁとにかく聴いてみてくださいな。
S.A.R. - Cannonball (feat. 寺久保伶矢)
すんごくカッコイイっしょ?
カッコよすぎて最初はバックに大人がいて色々とアレしてるとか思ったけど、調べるうちにマジでマジなんだなと思ってレコード予約しました。
ロック、ジャズ、ソウル、ファンク、R&Bの美味しい所だけを抽出してバチっとはめ込んだようなカッコよさ。
こんなにカッコイイのに嫌味に聴こえないの凄いよ。
こんな感じの合わせ方だと大体が小奇麗にまとめて洒落てる感じになり過ぎちゃって音楽IQ高いんだなぐらいの感想になるけど、そうなる寸前で留まってしっかりと熱を注入してて、聴いてるこっちも熱を帯びるの最高!
ちなみにこの曲の再生回数は10000いかないくらいです。
信じられないよ・・・。
世の中って広いしよくわからんと思う次第です。
そんじゃ次の曲
S.A.R. - You be Kool
これもまた違ったカッコよさっしょ?
短い曲でなんか良い意味でルーズな感じが気持ちいいですよね。
絶対にビシっと出来るのにこうやって崩せるのカッコイイよなぁ。
アルバムの中だと真ん中くらいの曲なのですが、ちょうどいい一服タイムみたいな感じになっててリラックスできます。
とても好き。
最後はコレです。
S.A.R. - Uptown
こんなんもできるの?っていう驚き。
ゴスペルな感じにクラシックなHip-Hopを入れ込んで、カチッとしすぎないビート感と適度に削ぎ落した各楽器の音が優しく響く。
ムーディーすぎず、祝祭過ぎず、チルすぎない絶妙なバランス。
ゆるやかな時間が流れるグルーヴィな名曲と言っていいと思います。
最後に
どうでしたか?
僕はさっきレコードで全体を通しで聴いたのですが、想像よりめちゃくちゃ本格派でちょっとビックリしてます。
こういったジャンルはどうしても日本人がプレイすると、良い意味でも悪い意味でも日本人ぽくなるのですが、しっかり全世界に向けた音になってて単純に凄いし、何よりこの国籍や人種を感じさせない力量とセンスが素晴らしいなぁと思いました。
各々の好きなジャンルや曲のエッセンスを無理なく入れ込めていて、曲によって幅があっても照準はクルー全体で定まっててとてもハイレベル。
普段Hip-HopやRapを全然聞かない僕にも人力バンドのカッコよさで、ロック好きの耳をグイっと奪ってきます。
良い所は色々とあるのだけど、1番すごいと思ったのはグルーヴ感です。
楽曲は焦点が定まっていて綺麗に纏まってるんだけど、それを演奏した時の纏まり過ぎてない、ズレているわけじゃないけど独特のルーズなグルーヴ感がすごく癖になるし、とても人間味とか演奏してる感とかの「熱」を音源で表現されていて素直に嬉しくなってニヤニヤしちゃいました。
Spotifyとかのサブスクでも配信されているからぜひ聴いてほしいです。
オススメは曲順通りに通しで聴くです。
アルバムを作るっていう意志が構成からビンビンに感じるのでオススメ。
すごく真面目に熱く作品を作ったんだろうなって伝わると思います。
日本語の歌詞の曲も聴いてみたいなーって思いました。
その前にライブ行きたい。心地よさそー♪
おしまい