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シャドバの思い入れがあるデッキを普通に紹介したかった。

まえがき

拝啓 

年の瀬も迫ってまいりました。

新弾を失ったシャドバプレイヤーのみなさまにおかれましては、中学の同級生と共にあの頃流行った懐メロを──ところどころ節回しを忘れながら──、──それをマイクを持っていない友達が正しい音程でサポートするように──歌い続けるような日々を過ごしていると思います。

わたしも、時々大会に出ては確かにあった熱狂を懐古してシャドウバースを楽しんでおります。

不思議なもので改めて昔の環境でプレイすると、当時は手応えがなかったデッキへよ解像度が上がって上手に回せたりするものです。

やはりゲームは経験値がものを言うのでしょうか。
それともモチベーションがいい感じになくなった状態だと、人は冷静に状況を判断できるようになるのでしょうか。

そんな感じで冷静になってみると、あんなに好きだったデッキに対して、怒りを感じてしまう瞬間があります。
なんて強いんだ、理不尽なんだ、と。

これはきっと成長の一種なのでしょうが、ただ何も考えず楽しんでいたパーティーゲームの"攻略"を考えだしてしまうような寂しさを感じるのも事実です。


そこで私は思い入れのあるデッキを紹介しながら、そのデッキのキモい側面も同時に示してやろうと思いました(!?)。



なのでこの記事には僕の中のアンチさんが登場します。

紹介するデッキが好きだった人も嫌いだった人も共感できるような文章が書ければと思います。

ビヨンドのリリースはまだ少しかかってしまいそうな雰囲気ですが、界隈の皆様とまたオフライン大会でお会いできるのを楽しみにしています。

敬具


ETAロキサスエルフ

なぜかマイローテ

なんといってもこれは自分が初めて大会で結果を残せた思い入れの深いデッキだ。
無論神デッキである。

このデッキの魅力は「難解さ」だと思う。

ロキが絡んだ大味なコンボは打点、PP、盤面と考慮することが多くて、対戦の中で積まれていく経験値が次の対戦で活かせるという体験はほかに代えがたい。
しかもコンボだけじゃなくて、テンポを取って圧していくような展開があったのもデッキの奥深さを出していた。

ゲームの中でどこで攻め始めるのか考える冷静さが必要な側面がありつつ、コンボをするときはほとんどリソースを使い切ってしまうような男らしさもある。
結局最新弾まで似たような立ち回りのデッキはなかなかなく、唯一無二であったと思う。

アンチ

い~~~~や!!!これはとんだクソデッキだね!
デッキを見てみろよ、ほとんどコンボパーツじゃねえか!

防御の要も、たいしたリソース回復札もないのにコンボを決めたいなんて虫が良すぎる話なんじゃねえのかな。

そもそもコンボデッキはパーツを集めて中盤から後半にかけて自分が得意な展開、もしくは、リーサルを狙っていくデッキ(が多いハズ)なのにサブプランがテンポ?
「リソースを回復する暇を惜しんでリーダーの体力を盤面から削りきることをめざす」あのテンポ???????


都合よすぎ!!!

実際、山札20枚も引かない試合ばっかだし。


なんかトップTierだったけど、採用カード一つ一つのパワーがほかのデッキより高いだけだからな!


RSC撤退ロイヤル

当時自分リスト貼って無さすぎてどっかから拾ったやつ

とにかく強かった。

RAGE Day1の時点では広く知れ渡ってなかったっていうのもあって、本当に負ける気がしなかった。
セカコロのファイナリストになれたのもこのデッキのおかげ。

やることがシンプルかつ強力で、不利寄りだと言われてるような対面でも無理やり勝ちに持っていけるような根底のデッキパワーは歴代の環境デッキの中でも段違いだったと思う。

この環境は「デッキが勝たせてくれた」と言っても過言ではない。
大きな大会でいいところまで行けたという経験が以降のモチベーションにも繋げてくれた。

アンチ

つまんね〜〜んだよなぁ、相手してて。

撤退から0コスのミスベイ素引きしてきたときとかさぁ、その試合の反省とかにつながらねぇんだわ。
いや引いてるだけやん、って。

覚えてるぜ、お前のRAGE Day1の4-0で迎えた5戦目。
相手のラスワネクロ側は頑張ってクリストフの守護盤面を作ってたのに、教鞭から引いたバトラーと0コスベイリオン、母なる慈愛(消滅先がめちゃ運良かった)で盤面全部吹き飛ばして勝ってたよな?
ありゃあダメだよ。理不尽すぎだろ。

しかもDay2もセカコロファイナルも「撤退ミラーをやりたくない」みたいな理由でアクセラエルフに握り変えてあっさり負けてるし。

撤退強いんだから撤退使えよ!
デッキに勝たせてもらったくせに練度の差にビビりやがってこいつほんとに…


追記:ゲジドラとか流行ってたから持たなかった説ありそう


EOPスペルウィッチ

初めてのオフRAGE、そして初めてのプレーオフ進出に導いてくれたデッキ。

なんというかこのデッキはいわゆる『スペルウィッチ』らしくない戦い方をする。
7.8ターンまでに相手の攻めを受け切った上で、OTKだったり複数のアルティメットマジックを複数回撃ち込むパターンに持ち込むコントロール寄りなデッキなのだ。

ユニオンマジックの条件達成や融合先を考えつつ、いかにして相手を詰ませるかという考え方が必要で今まで自分が握ったデッキにはなかった戦い方だった。

相手を自分の掌の上で転がせてるような感覚になった時がこのデッキを使ってて一番楽しい瞬間だ。

EOPは自分の競技生活の中でもかなり思い出に残っており、それを支えてくれたスペルウィッチは紛れもなく神デッキだ。

アンチ

また相手しててつまんねぇデッキかよ。

こういう明確にOTKあるデッキに中盤の攻めが受け切られたとき萎えるんだよな。
ロックとか10回復とか、もうちょっとなのに攻めきれないみたいなのが一番ストレス溜まるわ。


あとさぁ〜〜…

いや、まあイザベルとかクオンはさ、なんか「スペルウィッチの醍醐味!」みたいなカードだから目を瞑るけどさ…


問題児


こいつ強すぎだろ〜〜!!
そら攻め通らんよ、0コストでこんだけ除去されちゃあよぉ〜!!

ボイスも腹立つしよ……  

武装ディスカ

・デッキ構築において重要な必要なカード及びテーマを絞り強さを最大限引き出す「機能美」の視点を完全に無視したデッキ

・登場からローテからいなくなるまで『武装ディスカ』なのか『ディスカ武装』なのか全く統一されなかった。

・使用者はこのデッキに対しての評価を「なんでもできる」と「何もできない」を同じ頻度で使う。

・「レーヴァテインドラゴンって…手札捨てるよな…」程度のシナジーによって誕生した。

・強いテーマと強いテーマを組み合わせたことによって生まれた情緒不安定デッキ。

・なんかカードが追加されるたびに「強化きた」と思わせられる。

・目指すべき条件があまりにも多いデッキ。

・の割に各条件が独立しすぎていて条件を達成する頃には相手のリーサルターンを迎えている。

・ランクマに存在するtier下位のデッキに対して信じられないくらい強い

・序盤中盤終盤常に隙があるデッキ。

・シャドバの歴史の中で環境に確かに存在した本当のロマンデッキ。

・"お願いディフェンスモード"をOTK決めるよりもやった。

・爽快とストレスを交互に味わえる。

・ストレスの方がやや多い。

・凄い勢いで連勝できる日がある。

・ハンマードラゴニュートのナーフの影響を一番喰らった。

ガチで最高のデッキ。


アンチ

わかる。

最高のデッキ。


マガチヨエルフ

RSLのやつ(多分)

シャドバ史上一番美しいコンボデッキ(俺調べ)。

リーサルに必要なコンボパーツの採用枚数が10枚に満たず、そのうち3枚はサーチと単体除去もこなせる有能っぷり。
条件達成の縛りがそこそこ重いものの、打点に枠を使ってないおかげで色んな攻めに対して防御できる手段を豊富に採用できる。

美しいです。

EOPスペルと同じく「詰ませるデッキ」ではあるが、リーサル札が立ち回りの時点で少なくとも3.4枚は手札にある状態で試合が進むため、限られたリソースで4プレイをしつつ確実にリーサルを取る「詰まないようにするデッキ」の側面が強いと思う。

4プレイに気を取られるとちょっとした守護で止められて何もできなくなってしまう、みたいな負け方もあるのがこのデッキに深みを持たせているなと感じさせる。

アンチ


もうつまんねえデッキ出すのやめろよ。

このデッキが台頭できたのは打点の優秀さもそうかもだけど…

やべーやつ

こいつだろ?

チャクラムもアレだったけどこいつはどう考えてもやりすぎ。
一枚でどれほどの打点を吸われた?
どれほどのロックを喰らった??

バウンスあるクラスでお手軽"バーリア!!"じゃあねえんだわ。

エルフ使いがする言い訳は「コンボパーツ引けなかった」より「リリィいなかっただけ」だよな。
ロックが上手いんじゃなくてリリィが強いだけだ!!

「道中うますぎ!!」だ?
勘違いすんなよ!

アイリスラティカ

8ターン目の宇宙を体感するために使ってるまである。

ついでに5.6ターンで終わるぶんまわりもある。

あとはマガチヨとおんなじです。

そうです。


俺はこんなデッキばっか握ってるんです。


アンチ

※くりかえし


あとがき

紹介以外で書きたいことはまえがきで書いたから正直書きたいことがないことに気づきました。


え?最後が適当?
書くのに飽きたんじゃないかって?


そうかも。
でもマガチヨとほぼ一緒なのも事実だし…

ご愛嬌ということで。


ではまた。どこかでお会いしましょう。



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