消極的な自炊生活

 蒸し暑い夏が始まり、いつものように麦茶を自分で作る季節になった。麦茶がおいしいかつ手軽に作れるというのももちろんあるが、最近はお茶を買うと毎回100円前後が消えることになるのがもったいなくて作っている感覚が大きい。お茶を忘れて大学に行き、大学のコンビニのレジでお金を出すとき、この1コインが他のことに使えないだろうかと思いがちになって悲しくなる。
 ごはんも同じだ。白米を多めに炊いてはおにぎりにして大学に持っていき、夕方になると食べる(忘れて作っていかないこともしばしばあるのはさておき)。理由は同じで、ごはんを持っていたほうが安いから。学食も500円ぐらいは毎回消えて行くし(400円行かなければ良心的な値段とされる)コンビニで買えば簡単に500円が消えていく。それよりかは、という割と消極的な考えから。

 これが大学生の貧困と思う人もいるかもしれないが、大学生全員が同じ気持ちや感覚とは限らないと思われる。こんなの私がそう思っているだけだし。
 あとコンビニを否定しているわけでもない。2日に1回は使っているし。コンビニは時間と手間を含めたら優秀なツール(ツール?)だと思う。ファミリーマートの冷凍食品コーナーなんてこのクオリティなのにこの値段でいいの?という食品がいっぱいで、帰る時にはごはんを作る気力もないうえ、既にスーパーが閉まりかねるギリギリの人間にはありがたい存在だと思う。


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