どうせ変わるんだろっ
うっかり、歯のことばっかり書いていました…。
今日は最近の陶芸のことをひとつ。てててん。
今試したい釉薬があるんですが、いつもより高温で焼いてみたいものなので、普段の作品とは一緒に窯に詰められないのです。
それで、高温向けの試作品を作っています。
何かというと絵付けの器。
私は陶芸家とは言えない人間で(人に説明する時、悩む。陶こもの作家?こもの作家って……なんか雑魚キャラみたいやん!!いいけど)ろくろをやったこともなく、器はいつも手びねりなのです。なのに、素焼きまで終わっている完璧な形状の器が家に結構ある。
これは数年前に、つぶれた窯業の工場が素焼きの器いる方ご自由にどうぞ!と募集をかけていたので、美濃焼産業の地に出向いて箱いっぱい貰ってきたからなのです。という訳で、最近はひとりで絵付け体験をやっている状態です。
下絵付けの絵具ってね、本当に難しい。焼いたら色変わるんですよー!あいつら詐欺師集団なんです。ほぼ、見たままの色にはならない、すごいじゃじゃ馬。変わると言っても、例えば赤が青になるような変化ではなく、赤が思ったより赤かったり、暗かったり、赤だけ目立って他の色が飛んだりということですが。
ハンバーグ作って、焼いたらひき肉が梅味だったら…
パンを作って、焼いたらとろろ昆布味だったら…
そんなパンチをいつも喰らわされる感じです。
沢山テストピース焼いてますので、ある程度はどんな変化するかがわかるんですが、でもそれを見たって絵具をその時とまったく同じ濃度や混色にするってなかなかできない。
この色に…なるよね…これで…いいよね…って予測しながら色をのせていますが、思うように描けないのは結構ストレスです。あまり期待はせず、どうせ変わるんだろっ て思いながらやってます。
♪ 疲れてるんなら やめれば~ ってaiko聞こえてきた。
♪ たしかにすーきなんです もどれなーいんです …うむ、この気持ちよく解るね。
焼いたら多分色のバランスがおかしくなるから、今のうちに記念撮影しておきました!
焼けたら進捗載せたいと思います。(てててん)