-親ガチャに失敗した君へ- 第18話『大地と向き合う灼熱の夏』
-前回までのあらすじ-
・施設の生活にも慣れ、自分のいる施設がどういう場所かも理解してきた頃。
・そして、中学生になった私。
からの続きです。
nasso
『大地と向き合う灼熱の夏』
施設にいる私たちには
社会勉強の一つとして
農作業といわれる仕事がありました。
土曜日は学校が昼には終わるので
昼食後に敷地内にある畑に向かいます。
山奥に敷地がありますので
畑も大きく作業もかなり
大変だったのを覚えています。
夏といえば
雑草が生い茂るので
それを草刈りの鎌で
刈って行く作業から始まります。
炎天下の中
ひたすら雑草と戦います。
汗は絞れるぐらい出るので
体力と精神力が無くなります。
しかし
3時の休憩までは
耐えなければなりません。
草刈りが終われば
スコップを持ち
土を柔らかくする為に
掘っては埋めての繰り返しの作業です。
その作業を何回も繰り返し
作物を育てる大切さを学び
継続して何かを成し遂げる
という事を学びました。
収穫時には
その場で採れたての野菜などを
食べることも出来たので楽しいです。
しかし作業中は
この世の終わりの様な
顔をしながら作業していました。
生きてきた中で上位の辛さでした笑
そうやって
物作りの大切さ
苦労などを学んで
成長することができました。
次回、『喧嘩は誰も得しない』
つづく。
nasso