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-親ガチャに失敗した君へ- 第21話『もう何も考えたくない』

-前回までのあらすじ-

・施設に引き取られ中学生になった私。

・冬恒例の卓球大会でがんばる。

からの続きです。

今回は、中学2年生の多感な時期に誰もが感じたことのある虚無感。

何に対しても怒りを感じてしまう時期。

私も一般的な環境とは違うものの
ティーンエイジャーのような感情を感じていました。

今回は、そんなお話です。

nasso

『もう何も考えたくない』


私が中学二年生になったある日。

突然

すべてが嫌になって

今の施設で生活している自分も周りも

壊してしまいたい時がありました。


それは悩んでた訳でも

辛かったわけでも

ありませんでした。



自分に対して自問自答しました。



何故自分は

「こんな場所にいるのだろう」


何故自分は

家族がいないんだろう」


何故自分は

「生きているんだろう」



答えは見つかるはずもなく

頭を悩ませながら

自分の殻に篭って考えました。



そして私は

頭の中がショートしてしまい

ある考えに行き着いてしまいます。




その行き着いた先は


「もう何も考えたくない」


「何にも縛られたくない」


「何もしたくない」


と思い


なんと私は

たった1人で

施設からの脱走に踏み切りました。
(中学生版リアルプリズンブレイク)笑



人は悩んだ時

思考が停止してしまい

楽な方に逃げてしまいます。



私も例にも漏れず

心が弱い子供でした。

次回へ続く…

果たして

脱走は成功するのでしょうか…


nasso

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