-親ガチャに失敗した君へ- 第14話『ルールという名の教育』
-前回までのあらすじ-
・オカンが知らない男とともにファラウェイし、私は独りぼっちに。
・家も失い施設に引き取られることとなった。
その施設に行く初日の緊張、教えられたルールのお話です。
nasso
『ルールという名の教育』
そうして私はオカンから離れ
施設に引き取られる事になり
山奥にある人里離れた場所にたどり着きました。
そこには集団生活をする寮があり
敷地内には学校やグランドなどもありました。
私はいくつもある寮の中の
一つの寮に連れて来られ
そこには寮長と副寮長が滞在しており
1日を交代で見張る方達だと聞きました。
私「今日からよろしくお願いします!」
2人に挨拶を終え
5人部屋に案内されました。
そこで寮長に
「1番奥のタンスと机を使っていいよ」
と言われ
荷物の整理をした後
施設内を案内すると言われました。
荷物を片付け終えた私は
寮長に
「終わりました」
と告げました。
寮長「じゃあ案内するから着いてきて」
私と寮長は一緒に外に出ました。
施設内はかなり広く
周りは山に囲まれた
村の集落の様な場所でした。
そうして歩いてる時に
寮長から施設内でのルール
を教えてもらいました。
「逃げない」
「喧嘩両成敗」
「規則正しい生活」
など
これらの他に諸々ルールがあり
私は一度に覚えきる事が出来ませんでした。
そして夜になり
寮での夕食時に
一緒に暮らす子供達と顔を合わせ
挨拶をしました。
私が思ってたよりも
子供達の人数が多く
少し緊張しましたが無事挨拶を済ませ
みんなで夕食を頂き
その夜は就寝となりました。
私は何度も引越しを繰り返していたので
その頃には
どこでも眠れる習慣が身についていました。
明日からの生活に
少しだけ不安を覚えながら
長い1日が終わりを迎えました。
次回へ続く。
nasso