見出し画像

#8 アクティブな柔軟性

皆様、NASMトレーナーの村木です。

今回はNASMにおける柔軟性の考え方、アクティブな柔軟性です。

画像1

<図1>

総合的な適応性連続体の図(図1)になります。

前回ご紹介をしたのが、一番左のコレクティブな柔軟性、セルフ筋膜リリースと、静的ストレッチになります。簡単に復習をすると、コレクティブの柔軟性の目的は、関節のROMを増加し、筋肉の不均衡を改善し、変化した関節動作を矯正することを目的としています。

今回は真ん中、アクティブな柔軟性になります。セルフ筋膜リリースとアクティブアイソレイティッド・ストレッチテクニックを使います。相互抑制を使用する事により、軟部組織の進展性の向上と神経筋の効率性の向上を目的とします。

相互抑制とは、一つの筋肉の収縮と、その拮抗筋の弛緩が同時に起きることと定義され、例えば、アームカールの間に肘を屈曲させるためには、上腕二頭筋がアクティブに収縮し、一方で拮抗筋の上腕三頭筋がその動きを可能にするために弛緩します。

アクティブアイソレイティッドストレッチテクニックのエクササイズを紹介していきます。


こちらは背臥位の大腿二頭筋のストレッチになります。思いっきり大腿四頭筋によって膝を伸展させる事で、大腿2頭筋の相互抑制を引き起こし、伸張を可能にします。1~2秒間保持をし、5~10回繰り返していきます。スポーツ競技の前のウォーミングアップにも良いとされていおります。いきなり行うのではなく、筋肉の不均衡が有る場合、評価の段階で筋肉が硬くなっている、大腿二頭筋が過活動状態になっている場合、また、骨盤が後傾気味になっているという状況であれば、筋膜リリースと静的ストレッチを優先してしっかりと行う必要があります。

NASM-CPTライセンスではこのように柔軟性に関することを学ぶ事で、お客様に最適なエクササイズ選択が出来るようになります。

※こちらの記事はyoutubeでご紹介された内容を再構成したものです。

NASM-CPTについてはこちらをクリック

いいなと思ったら応援しよう!