#24 レジスタンストレーニングの概念 汎適応症候群
皆様、こんにちは、NASMトレーナーの村木です。
本日はNASMにおけるレジスタンストレーニングの概念についてです。
パーソナル・トレーナーは、個人向けに安全で適切なレジスタンス・トレーニングプログラムを作成するに当たって、レジスタンス・トレーニングが効果的であるように、その科学と原理を理解しておく必要があります。
その中で身体に起こる反応を説明します。
<図1>
人体の多くの特質の一つは、その機能的能力を、希望するニーズに合わせ適応あるいは調整する能力の事を言います。人体がエクササイズの刺激に反応し、適応する能力は、トレーニングとコンディショニングの原理の中でも、おそらく最も重要です。
汎適応症候群(はんてきおうしょうこうぐん)は、人体がストレスに対してどのように反応するかを説明するのに使用され、カナダの医師、ハンス・セリエによって提起された学説です。
セリエは、レジスタンス・トレーニングを含むエクササイズは、「ユーストレス」という名の良い形態のストレスであると考えられると述べ、ゆっくりと時間をかけることによって、人体の動きのシステムは適応し、恒常的(こうじょうてき)状態を維持することができるようになると説明しました。
警告反応のステージは(図1)、お客様が初めに運動をスタートする際に、トレーニングした後ですかね、筋肉痛が起きる事があると思いますが、これは一般的な反応で、レジスタンストレーニングをした後の2~3日の間に、現れ、これを遅発性筋肉痛と言います。DOMS(ドムス)とも言われますが、いままで運動をした経験のない方が、使用した筋肉を修復するのに現れる痛みで大切な反応です。悪い事ではないのですが、身体に異変が起きているという反応、これを警告反応といいます。
激しい運動や不慣れな身体活動の24時間から72時間後に感じられることが多い痛みや、不快感である、この反応を覚えておきましょう。
次回は抵抗期、疲弊期についてご説明いたします。
※こちらの記事はyoutubeでご紹介された内容を再構成したものです。