#17 プライオメトリックの概念
皆様、こんにちは、NASMトレーナーの村木です。
本日はNASMにおけるプライオメトリックトレーニングの概念です。
プライオメトリック・トレーニングは、ジャンプトレーニングや反応トレーニングという名前でも知られており、パワーを付けるため、飛ぶ動作をメインに爆発的な動きを使用するエクササイズとなります。パーソナル・トレーナーにとって重要なことは、プライオメトリック・エクササイズを始める前に、お客様が十分な体幹の筋力、関節の安定性と可動域、また効果的にバランスをとる能力を持っていなければならないということを理解しておくことです。また、一定の慢性疾患や何らかの健康や機能に関する制限のあるお客様に対するトレーニングとしては適切ではありません。
<図1>
プライオメトリックトレーニングを理解する上で、必要な3つのフェーズがあります。
エキセントリック(伸張性)フェーズは、輪ゴムを伸ばすときのように、活性化される前に筋肉が引き延ばされる段階を言い、ジャンプ動作で言えば、その動作をする際に少ししゃがむことで、腿の前の筋肉を伸ばす動きとなります。
そして移行フェーズ。記載のある通り、エキセントリック・コンセントリックフェーズの間の時間をいいます。強く反応をするためにできるだけ短くしなければなりませんし、この際のフォームに関しても細かくみる必要があると思っています。
移行フェーズの直後に起きるのがコンセントリック(短縮性)フェーズです。空中にジャンプするときを意味します。
プライオメトリック(反応)トレーニングには、爆発的な短縮性の筋収縮とその前の伸張性の筋動作が関わる素速く力強い動きを作り出す為、機能的な動作には必要不可欠エクササイズを行っていきます。漸進的であり、スピードなどの変化も加える事から、ジャンプ系のエクササイズで言えば、動作の前でも着地の時でも、膝がいつも、つま先と一直線になるようにし、両足は過度に外側に向けたり、膝を内側に向けたりしないよう意識する事が大切です。怪我が多く発生すると言われている、踏み切る時や着地の際は怪我を防止する為に注意をしてトレーナーはみていく必要があります。
※こちらの記事はyoutubeでご紹介された内容を再構成したものです。