#28 慢性の健康障害と身体的又は機能的制限
皆様、こんにちは、NASMトレーナーの村木です。
本日は、NASMにおける慢性の健康障害と身体的又は機能的制限の中から"糖尿病"の方へのエクササイズ考察なります。
糖尿病とは 、体が十分なインスリンを生成できない(1型)、体が生成するインスリンに正常に反応できない(2型)代謝の病気です。
エネルギーを持っているのに使えない病気と言えますが、特に注意が必要なのは、エクササイズ中の低血糖状態です。
<図1>
これは資料の生理学的考察にも書いてある通りです。エクササイズ中にそうならない為にも、パーソナルトレーナーは血糖値を測定出来る機械なども準備しておくと良いでしょう。
エクササイズ内容については、プライオメトリックトレーニングや、高強度のエクササイズはさける必要があります。一気に血糖値が下がる可能性があります。必ずしもOPTモデルに沿って行う必要もないという事です。
そして、特別な考察は、皮膚が弱いとか、壊死を起こしている可能性がありますので、足元を注意した運動を行います。糖尿病の方は、体重を減らす事、カロリーを消費する事により、有酸素運動を推奨しますが、ウォーキング時だけでなく、プール内での歩行についても、プール用のシューズを履くように伝えるとよいでしょう。
また、NASMでも重要視している筋膜リリースですが、実施する場合は医師の診断を仰ぐようにしてください。末梢神経障害に関わる可能性が有るためです。スタティックストレッチについても同様です。
糖尿病については。適切にエクササイズを実践する事で、血糖コントロールと体重の低下に効果があります。
※こちらの記事はyoutubeでご紹介された内容を再構成したものです。