#19 スピード・敏捷性・機敏性の概念
SAQトレーニングともいわれる、スピード、敏捷性、機敏性トレーニングは、アスリートの間でスポーツのパフォーマンスを向上させる方法として、広く用いられ、受け入れられていますが、パフォーマンス強化だけにしておく必要はありません。OPTモデルに見られるように安全かつ効率的に行われた時、体重の減量や動きの協調を効率にするそして、、怪我の予防に役立つ可能性があります。
<図1>
スピード
望む方向にできるだけ速く身体を動かすことができる能力です。歩行速度と、歩幅の長さの事をいいます。 人をさらに早く走れるように訓練することができます
敏捷性
適切な姿勢を維持しながら、素速く加速し、減速および安定化、方向転換を行う能力のことです。敏捷性のトレーニングはカロリーを消費しつつ行うエクササイズ、コーンドリルなどを使って複数面の動きにも挑戦をしていきます。
機敏性
機敏性には、視覚、聴覚、あるいは運動感覚の刺激を判定する能力、適切な身体的反応をできるだけ速くもたらす能力です。ときにはそれを「反応時間」とも呼ばれます。
野球のボールを打つ、サッカーのシュートを弾くなど全て理想的な素早さを必要とします。
エクササイズを行う際は、正確なテクニックと運動連鎖のコントロール、そして心肺機能が必要とされますので、そこは注意して案内する必要があります。
小さなお子さんには、筋力トレーニングよりも楽しんで行う事の出来るSAQトレーニングを行う事をお勧めし、高齢者の方には安全を期した上で、速筋が衰えてしまう為、コーンを小さくしたり、大きくしたりする事で運動能力を少しでも戻す為に実践するべきです。
次回はSAQトレーニングにおけるエクササイズを中心に行います。
※こちらの記事はyoutubeでご紹介された内容を再構成したものです。