本物の日記: Rusty Lakeについて
Rusty lakeの新作がリリースされてる...!
「Samsara Room」だって。これ、なんでアイコンに“あの画像”を持ってくるんだろ。不気味でインストールしたくない...。それに、appストアのギャラリーを見た感じ、なんとなく、前のより怖くなってる?
Rusty lakeというのは、僕が一時期ハマっていた、スマホ用のカルト的な脱出ゲームです。グラフィックは決して上手いわけではないんですけど、ギミックのアイデアや音響のセンスがずば抜けていて、紛れもなく天才の作った作品なんです。
Samsara Roomやるか迷うなあ。たぶん、内容的には過去作と似たり寄ったりだと思うんですよ(笑)
僕が特に好きなのは、BirthdayとCase 23。
Rusty Lakeシリーズは、僕の中で、PUBGを差し置いてNo.1ゲームに君臨してます。まあ、バトロワ・シューティングのPUBGとはジャンルが180度くらい違いますが...。PUBGは世界を揺るがす新発想ゲームでした。それに比べたらRusty Lakeは小ぢんまりとしたものですけど、なんというか、創作としてのヒントがぎっしり詰まってて、そういう意味で、僕にとって、より重要といった感じでしょうか。
(White Doorはやってません。なんだかやる気がしませんでした。やったらきっと面白いとは思いますが。paradiseがなんかネタ切れっぽくてつまんなく感じたのと、paradoxも期待したほどには面白くなかったと感じたので、White Doorが出た時、別にやんなくてもいいやってなっちゃいました。いつかやるかもしれません。ところで、有料のもので見るなら、Rootsはとても面白かったです。あれは名作です。Hotelも面白かったです。が、Hotelはちょっと難しかったです。)
今回の新作Samsara Roomのアイコンに“あの画像”が使われているのは、新規ユーザーを取り込むためのテコ入れだと思われます。なにしろ、“あの画像”ーーゲーム内でcorrupted soul(腐敗した魂、ないしは堕落した魂)と呼ばれているものーーは、ゲーム内で「もっともヤバイ」状況で登場する目玉コンテンツなのです。アイツにまつわる謎だらけのストーリーと恐怖演出見たさにRusty Lakeをプレイするわけなのです。
ちなみに、僕が最近突然書き始めた小説に謎めいた「機械」が登場するのは、実はこのRusty Lakeに着想を得ているんです...! 『Birthday』に登場する謎の機械のアイデアに、モロに拠っています。
『Birthday』では、その回の主人公・デイルの幼少時代のトラウマの記憶を思い出し、その中に潜り込んで、未来を解決するヒントを探す、みたいな感じのストーリーなんですが、面白ポイントは次の点です。
記憶の中にある、20年前(くらい)のその誕生日の平和な風景の中、ふと、テーブルの上に、見たことのない一個の機械が置いてあるんです。その機械には謎のメーターやスイッチがあり、非常に古ぼけていて、現代日本で言うところの、戦時下の遺品みたいな趣のあるもので、誕生日会の装飾された楽しげな部屋の中で、一点だけ場違いで異様に不気味な雰囲気を醸し出しているという、センスの塊みたいな演出がされています。そしてその機械、「何に使うのか全くわからない」んです。ストーリーでは、それを使ってゲームを攻略していくわけですが、考えてみると、不思議です。自分の記憶の中に、自分の見たことのないものが含まれている...!
面白すぎます...。
てな感じです。僕にとって、創作のバイブルの一つであることは間違いありません。
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