🏥 父が入院し、メガネを要求する朝3/12
父が入院し、朝食をとっていた午前8時30分、その電話は鳴った。
母だ。
半ばろくでもないことだろうと予想しながらとった電話口で、母は慌てていた。
「あんた、大変なんよ!
お父さんが、朝一番で百均に行って、一番度の強いメガネを買ってすぐに持ってきてくれって言うんよ!」
私は即答した。
「やかましいって言っといて。」
真面目な話、病院の差入れは午後2時からしかできないし、メガネは買わなくても複数本実家にある。
「お母さん、メガネ買わんでも良いし、衣類の替えと一緒に昼から届けちゃあよ。
慌てんでいいって。」
実際には、午後2時以降は私が用事があったので、午後1時5分頃差し入れに行って、守衛さんに時間を守ってくださいと怒られながら看護師さんを呼んでもらった。
その時に看護師さんから言われた。
「あの、オムツと尿取りパッドを差し入れて欲しいんですけど。」
前日に確認した際は、差し入れた金で売店で買って用立てると言うことだったが、違う看護師さんなので話が違う。
まあ仕方ないので、翌日、実家にあるオムツと尿取りパッドを差し入れることを約束して辞した。
この日は比較的平和だった。
しかし続く。
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