介護面談をすっぽかして出掛ける母 2024年6月11日(火)
6月11日。
この日は、定例の月一回の介護面談の日である。
意味わからんケアマネを交代させてもらってから、介護関係者との関係はすこぶる良好なのだけれども、ここで大きな問題が起きた。
余裕を持って、11時まで、あと15分位と言う時、実家に着いたら、もぬけの殻だった。
母の部屋に母がいない。
玄関に鍵はかかっていたが、いる時はいつも全開放だった母だが、最近デイサービスの人に注意されたらしく、閉めたり閉めていなかったりするので、在宅の可能性もゼロではない。というか、ぜひいて欲しい。
台所を確認する、いない。
母の部屋に、携帯が不携帯で置きっぱなし。充電器に刺さっている。
これは本当に出かけたのか、携帯が不携帯で出かけたのでは?
さらに家の中を捜索する。
庭に出る掃き出し窓が開いている。網戸だ。
庭か?いない。
そうこうしていたら、11時になってケアマネが来てしまった。
「すみません。いないんですけど。」
今回のケアマネージャーは有能だった。
「すれ違うといけないので、そのままご自宅で待っていて下さい。私探しに行ってみます。」
自転車で誘うと出て行く。ケアマネにもしかしたら近所のパン屋に向かっているかもしれないと言う情報を伝えておく。
しかし、徒歩3分の近所のパン屋にはいなかったようだ。
携帯を不携帯なので、連絡が取れない。
ケアマネジャーは午前中だったらまだ駆けつけてきて面談ができますので連絡をくださいと言ってさって行った。
ケアマネが去った直後、11時10分ごろ、母が何事もなかったかのように帰ってきた。
「介護面談って言っとったやろ?
どこ行っとんたん?」
母に問いただしたところ、近所の産直ショップの名前を挙げた。
だが、しかし、母が取り出したのは、近所の菓子屋の和菓子で、どう見ても菓子屋に行っていたと思われた。
自分が行った先も間違える、時間も間違える。
午前中の自宅であれば、さすがに在宅しているだろうと思ったけれど、読みが甘かった。
時間はまだ早かったので、ケアマネージャーに連絡して、介護面談は無事に行うことができた。
わざわざ2回も来てもらって、申し訳ないことをしたと思うが、こういうときの対応が早いのは本当にありがたいと思う。
母は出かけて汗ばんで嫌だったのか、ズボンを履き替えようとした。
それは構わないが、洗い替えがどうやら干したままだったらしく、ベランダに洗い替えを取りに行った。
ちょっと待つんだ。
庭にそのまま出るんじゃない。
庭と言うのは、つまり屋外である。
道からは見えないが、隣の家から丸見えである。
パンツ姿で庭に出ることを厭わなくなるのも、流石に問題だと思った。
なお、母は、午前中わざわざお菓子屋さんにお菓子を買いに行ったことを忘れて、夕方になってから
「今日は1歩も家から出とらんけんねぇ。
散歩ぐらいせないかん。」
と言って、家の前の道を歩き出していた。
午前中、結構の距離を歩いていたと思うが、ついでに午後には訪問リハビリもあったから、そちらの訓練もあったと思うが、夕方になって散歩をせないかんと歩き出した姿を見て、腰椎骨折の後、復活したのも当然な気がしてきた。