Arctic MonkeysのWhatever People Say I Am, That's What I'm Notというアルバムについて
発売が、2006年ごろのことらしい。
正直に白状すると、私はそこそこ音楽は聴くものの、音楽オタクとは到底言えないし、詳しいわけではない。
Wikipediaで今回調べるまで彼らがこんな有名人で、こんなビッグネームだということすら知らなかった有様なのだが、好きという話だけしたい。
※Arctic Monkeysについて、Wikipediaの解説はこうなっている。
アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)は、イングランド、シェフィールド出身のロックバンド。2002年に結成。
2006年1月23日、1stアルバム『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』をリリース。本作は全英初登場1位に輝き、発売初週で36万枚を売り上げ、当時の英国のアルバム最速売り上げ記録を更新した。同アルバムは英国で最終的に140万枚近くのセールスを記録している。2月にアメリカでもリリースされ、発売1週目に34,000枚を売り上げて(インディーズのデビュー・アルバムとしては史上2番目)、ビルボード初登場24位となる。さらに、英国最大の音楽賞であるブリット・アウォーズなど、国内の主要音楽賞を総なめにして一躍トップ・ランナーの地位を築くことになった。
おおう?
こんなビッグネームなら、それは2006年当時の確かHMVでの店舗店頭で平積みにもなるはずだよなと得心がいった。
これを買ったのは単純に目についたからだ。
いわゆるジャケ買いで、店舗がまだ強かった頃は案外とそういう買い方もし、時折、全く趣味に合わない音を引き当てたりした。
音楽雑誌は何も購読していなかったし、テレビは捨てて持っていない時期だったと思うし(後に、配偶者の希望により買い直した)、ラジオもあまり聞いていなかったものの、ジャケ買いをする人種には分かってもらえると思うのだが、そういう買い方をしていると段々と、ジャケットのデザインや羅列されている曲名で、ある程度自分の趣味の射程内かどうか判るようになってくる。
(まあ、表紙の男性が本人たちではなく、酔っぱらった状態のメンバー外の友人だったというのは今回調べて初めて知った事実だ。)
最初。
掛けた最初、一瞬、外したかなと思った。いきなり流れてきたThe View from the Afternoonに、自分の興味の範囲外かと思ったからだ。
一回目通しで聞いたときには、ガチャついた落ち着かないアルバムだと思ったと記憶している。
だが、何度か聞いているうちに印象がガラリと変わった。
あれはまさに癖になったとしか言いようがない。
癖の強い、おそらくシェフィールド訛りの英語で、Wikipediaの表現を借りれば「ストーリー性が色濃く、かつシニカルで情景描写の豊かな歌詞が特徴。」である歌をアスファルトの上に転がすように歌っている。
さらに何度か繰り返し聞いて、私は完全にこのアルバムに嵌まった。
マンションではそれほどまでに大きな音は出せないので、車のハードディスクに記憶させて、走行中に、聴きたい気分の時は外に音が(多分漏れないだろうという範囲の)できるだけ大きな音で流す。
Perhaps Vampires is a Bit Strong But...のあたりになるとさらに音量を上げたくなる。
Cause all you people are vampires と歌っているのを聴くと一緒に歌いたくなるが、日本語の歌ですら歌詞の暗記となるとてんで駄目な上に、英語はそれ以上にさっぱりなので、鼻歌で気分だけ出している。
車を買い替えて、久しぶりにCDを取り出して録音したので、話題に取り上げてみた。
(終わり)
おまけ:これはクリスマスイブの今日(昨日)撮ったらめちゃくちゃブレたクリスマスツリー🎄だよ!
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。