🕊渡鳥(仮)さんは往復する 6/11(日)
さてここしばらく、認知症の母は元気だが、認知症の母の友人の、認知症が進んだ渡鳥(仮)さんが、うちの実家に向かうことが相次いでる。
うちの母は暇だし、デイサービスに行っている時は物理的に暇なので、特に困ることは何もないのだが、ご家族は心配もあるだろう。
この日の朝も、渡鳥(仮)さんが、
「散歩に行ってくる。
目的地は高梨さんちじゃないんだからねっ」
と颯爽と家を出ていったと、長女さんから連絡があった。
うちの母は在宅だからまあいいと思っていたら、道に迷ったのか、気が変わったのか、疲れたのか、途中でやはり戻っていたらしい。
まあ無事ならいいんじゃなかろうか。
さてそんな騒ぎを一ミリも知らないうちの母だが、夕方様子を見に行くと普通に元気だった。
そして客間を見ると。
…何故博多人形の上に黄金色に輝くバッグが?
聞いてみると、
「階段の上はやっぱりなんかちょっとおかしかったろうが!
本棚もちょっと違うと思ってからね。
あんたね、置き場所もなかなか難しいとよ!」
と言う。
平和な悩みだ。
博多人形の上も十分おかしいと思うよ。
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。