その男の訃報が
同期の間を駆け巡ったとき
そいつはまだ三十五歳で
突然心臓が止まったと聞いた
つまりは心臓発作

誰も言わないが
誰もが思っていた
過労だと

そいつは研修の同期で
優秀賞で
反りが合わずに
罵り合ってばかりいた

真面目な奴だった

人生を生き延びることの僥倖
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投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。