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歳を重ねていく中で気づき変化すること。

高校生の時、生徒会で文化祭担当だった。

祭りが好き。そんなノリで生徒会に入ってしまったのだけど、文化祭1週間前に前会長に喝を入れられた出来事が未だに心に残ってる。

それは、文化祭当日の流れを確認している時だった。前会長と役員に参加してもらって聞いてもらって、最後に会長が発言したのが

シュミレーション力が君たちには足りない。

言われてみれば確かにAをやってBをやって〜と、項目で流れを確認しただけで、そのAは誰がやるのかBは誰がどんなふうに行動するのか、細かい部分が詰まってなさすぎだった。

細部までシュミレーションすること、想像力がいかに足らないか思い知った。

細部まで想像した上で行動すると、イレギュラーやアクシデントにも対応しやすい。おおまかなまま行動していたらその場その場の判断に時間を割かれる上に、余裕のない中で起こるイレギュラーに対応が追いつかない状況になっていただろう。

何事にも想像力を働かすことが大事だということを、喝を入れてもらってから幾度となく思い出す。あの歳であの時にあの形で喝を入れてもらえて良かったなと、改めて思った。

このようにこの歳でこんなことに出会えて良かったと思う場面はつい最近もあった。

今まで仕事を処理する時に、私は同時作業で処理するのが得意だと思っていた。電話しながら受付も会計も書類作成をすることもそつなくこなすほうだ。それは優先順位を立てて考え行動することが出来ていたからだと思う。

しかしここ最近、同時処理によってミスが出るようになった。今までは同時作業でも瞬時に整理して行えたことが、今は優先順位たてても意識が散漫した状態のままになっているのではないかと気づいた。そのことからもう年齢的に同時処理が難しくなってるのか?と感じ、優先順位立てた上で出来るだけ一つ一つ確実に処理を終えるように手段を変えた。

歳を重ねる中で、同じ物事に対しても対処の仕方を変える必要があるのだということに気づいた。ミスしてもいいから一通りの仕事をこなしていくこと、柔らかい頭で策をどんどん出すこと等は次世代に任せる。

仕事の完成度を高めることと、若手をサポートすること、色んな案を経験値をいかして想像したうえで判断すること等をするのが自分の役割なのだと今は思う。

これから先も歳を重ねていく中で、何かに気づける場面は色んな所に転がっているのだから、その度に良き方に変化を遂げる自分でありたいものだ。






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