ニコニコカドカワ祭りでお得に読める!KADOKAWAのおすすめ本
今年もニコニコカドカワ祭りの季節がやってきましたよ〜!
最大50%の図書カードNEXTネットギフトが返ってきたり、嬉しいプレゼントキャンペーンがあったりと超豪華な企画です。実店舗で買っても電子書籍で買ってもお得!
このキャンペーンに便乗しない手はない!ということで、この機会にぜひ読んでほしいKADOKAWA本をご紹介します!半額も返ってくるならシリーズ物もそろえやすいよねということで布教活動がはかどるというものです。
「ダンジョン飯」 九井諒子
RPGといえば魔物がはびこるダンジョン!そんなダンジョンの奥深くまで潜ったライオス率いるパーティは、死が迫るほどの飢えに襲われます。
そこでライオスはふと気づくのです。
「…ここにいるモンスター…食えるんじゃね…?」
ダンジョンを舞台に、モンスターを食材にしたグルメ漫画です。あのモンスターがこんな料理に!?というおもしろさもありつつシリアスな読みどころもたくさんあるので、最終巻まで一気読み間違いないと思います。おもしろいです。
「ニンゲンの飼い方」 ぴえ太
うっかり魔物が暮らす世界に紛れ込んでしまったニンゲンは、異形の生き物に拾われ、ペットにされてしまいます。魔物たちにとって、ニンゲンは未知の生物。何を食べ、どんな生活をしているのか?ニンゲンを飼うなら知っておきたいあれこれが詰まった魔物向けのコミックエッセイ(?)です。
Web連載していた時から好きで追いかけていた漫画です。単行本化されたので手に取りやすくなりました。12月には2巻(https://amzn.to/3Anv9sw)も出るみたいです!嬉しい!
「珍獣のお医者さん」 二宮香乃
エキゾチックアニマル専門の獣医さんのお仕事を描いた医療漫画です。犬・猫以外のすべての動物を診るというパワフルな獣医さんの刺激的な毎日がおもしろいです。
動物好きなら絶対に楽しめるはず!
「八犬伝」 山田風太郎
曲亭馬琴が「南総里見八犬伝」を書ききるまでを描いた時代小説です。馬琴が葛飾北斎に八犬伝の構想を語って聞かせるという形で進んでいくストーリーで、本当にこんなことがあったかも…と思ってしまうようなリアリティがあります。
馬琴と北斎の仲良しっぷりもかわいいし、「南総里見八犬伝」という物語のおもしろさもひしひしと伝わってきます。
役所広司さんが馬琴、内野聖陽さんが北斎で映画化もされまして、こちらは映画感想文を書いております。よかったら覗いて行ってください⇩
「地雷グリコ」 青崎有吾
丁々発止の頭脳ゲームが楽しめる連作短編集です。どのゲームも見事などんでん返しがあって、騙される気持ちよさで脳汁がドバドバ出ました。身近なゲームを高度な頭脳戦にアレンジているところがすごいです。
詳しい感想文も書いているのでよかったら覗いて行ってください⇩
「【さり】ではなく【さいり】です。」 伊藤沙莉
朝ドラ「虎に翼」(https://amzn.to/3CbAF1W)で大活躍の伊藤沙莉さんのエッセイです。自身の生い立ちだけでなく家族についても熱く語っていて、読んでいてほっこりしました。
kindleにもAudibleにも限定特典がついているのでどれを購入するか迷うところですが、梨の木的にはAudibleがおすすめです。なぜならご本人が朗読しているから。
ちなみに、お兄さんのオズワルド伊藤さんもKADOKAWAからエッセイを出していて、両者共にお互いのエピソードを披露しているので、ぜひとも一緒に読んでもらいたいです。
「塩の街」「空の中」海の底」 有川浩
有川浩さんのデビュー作「塩の街」を含む自衛隊三部作です。ストーリーはつながっていないのでどれから読んでも良し。
それぞれ陸上自衛隊、航空自衛隊、海上自衛隊が未知の外来生物と戦うというSFストーリーになっています。
どれもおもしろいのですが、私の一押しは「海の底」。
人間を喰う甲殻類から逃れるために海自の潜水艦に避難した自衛隊員と子どもたちを描いていて、SFであり、恋愛小説であり、ラノベっぽさもあり…という濃厚な作品になっています。
有川浩の自衛隊小説について詳しく知りたい人は⇩
「図書館戦争」シリーズ 有川浩
こちらも有川浩さんの代表作で全6巻のシリーズものです。
図書館戦争 https://amzn.to/3Yxt84X
図書館内乱 https://amzn.to/3C9XGm1
図書館危機 https://amzn.to/3YMKSKW
図書館革命 https://amzn.to/4htjARd
別冊図書館戦争Ⅰ https://amzn.to/4fbG2g2
別冊図書館戦争Ⅱ https://amzn.to/3NPn1UT
国が出版物を検閲するようになった世界で、本を読む自由を守るために武装した図書館を描いたSF作品です。
私は本を規制する法案が通りそうになるたびにこの世界が頭に浮かび、いつまでもこの作品がSFであり続けることを願っています。
がっつりドンパチもありますが、なによりおもしろいのは登場人物たちの恋模様!”活字でベタ甘が大好き”と公言する有川節が炸裂した甘々の展開と、図書隊のヒリついた戦闘シーンとのギャップでくらくらしてしまいます。
個人的には別冊が1番好きなので、番外編なのね~と避けて通らずぜひ最終巻まで読んでみてください!
余談ですが、amazonの商品ページで表紙の順番がめちゃくちゃになっているのはなぜ…。正しい書影に直したくてムズムズします…。
「ジョーカー・ゲーム」シリーズ 柳広司
戦時下の陸軍に極秘裏に作られたスパイ養成機関を舞台にしたハードボイルドミステリーです。既刊は全部で4巻。
ジョーカー・ゲーム https://amzn.to/4hznxni
ダブル・ジョーカー https://amzn.to/4f70G15
パラダイス・ロスト https://amzn.to/4f8Mqod
ラスト・ワルツ https://amzn.to/3CkTkZ0
先入観なくまっさらな状態で読んでほしいので詳細は語りません。でも読み終わると必ず読み返したくなること間違いなし。
短編仕立てで読みやすいのでハードボイルドな世界観が苦手な方にもおすすめです。
「ジョーカー・ゲーム」はアニメ(https://amzn.to/48G47JG)もいいんですよね~!アニメから入るのもありです!
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 東野圭吾
手紙で届けられる匿名のお悩み相談が繋いだ一晩限りの奇蹟を描いたハートフルミステリーです。涙腺にガツンときます。タオル片手にお読みください。
「天地明察」 冲方丁
江戸時代に1から暦を作ろうとする男たちを描いた作品です。時代小説×お仕事小説というテイスト。
碁打ちでありながら数学者でもあるという少し変わった主人公が魅力的です。分厚いのに気づいたら読み終わっているという経験が味わえると思います。
「天地明察」は映画(https://amzn.to/3UBJbgS)も好きです。岡田准一&宮崎あおいご夫婦が夫婦役で共演しているのもレア度が高いような気がします。
「美丘」 石田衣良
石田衣良の恋愛小説といえばこれですよね。限られた時間で懸命に愛を育む2人を描いたラブストーリーです。号泣必至なので電車で読むのはおすすめしません。
「心心 東京の星、上海の月」 石田衣良
石田衣良の著作からもうひとつ。声優養成所を舞台にした青春小説です。
石田衣良さんの描く中国ってどうしてこんなに血が通っていると感じるんだろう。
「池袋ウエストゲートパーク」(https://amzn.to/4biykOD)シリーズなんかが好きな人にはハマる小説だと思います。
「本日は大安なり」 辻村深月
結婚式場のとある1日を描いたお仕事小説です。語り手を変えながら短編形式でいろんな家族の形を描いています。
辻村作品ではおなじみの、他シリーズとのリンクを探しながら読むのも楽しいかも…?
「六人の嘘つきな大学生」 朝倉秋成
6人の大学生たちが直面した、とある就職試験での事件を描いた青春ミステリーです。まったく新しいミステリーとしてかなり話題になりました。ぜひ考察しながら読んでみてください。
「おんなの女房」 蝉谷めぐ実
歌舞伎の女形に嫁いだ武家育ちの女性を描いた時代小説です。
登場人物が生き生きとしていて、歌舞伎座に行けば本当に会えるのではないかと勘違いしてしまうくらい魅力的。読み終わった時にじーんと来る物語です。
読書感想文も書いてます!よかったら覗いて行ってください⇩
「化け者心中」「化け者手本」 蝉谷めぐ実
こちらは同じ蝉谷めぐ実さんによる江戸ミステリーシリーズ。
軽やかな文章が江戸時代を身近に感じさせてくれる作品です。すごく読みやすいので時代小説初心者にもおすすめしたい。ミステリーとしてもかなりおもしろいです。
読書感想文も書いてます!よかったら覗いて行ってください⇩
「百年法」 山田宗樹
人間の不老不死が可能になった世界を描いた近未来SFです。
不老不死の代償として100歳になったら死ななければいけないという法律が施行されています。
全ての人が若い姿のままで100歳まで生き続ける社会は、果たしてユートピアなんでしょうか。
いつ死ぬかわからない恐怖か?それとも死が近づいてくる恐怖か?あなただったらどちらを選びますか?
最後に
毎年ニコニコカドカワ祭りが始まると秋がきたな〜と思います。今年も皆さんによい本との出会いがありますように!
こちらの記事でもKADOKAWAの本を紹介しています。被っているものもありますがよければ覗いて行ってください~!⇩