平成アニメにはキャラソンという文化があってだな
部屋の片付けをしていたら懐かしいDVDが出てきたのでちょっと昔語りを。
これ、「家庭教師ヒットマンREBORN!」というアニメのキャラソンコンサートのDVDなんですが...。
キャラソンとは:アニメのキャラクターをイメージした楽曲を公式が作成し、公式声優がアニメキャラの声で歌うもの
平成はこのキャラソン全盛期(たぶん)でして、人気アニメになると大体キャラごとのオリジナルソングが作られていたんですよ。しかも1キャラにつき何曲も。で、ある程度曲が出たらキャラソンだけでコンサートをしたりしていたんですね。
ちなみに絶対に歌わなそうなキャラまで強制で歌わされているところがシュールでおもしろいんです。目があったら即バトルに突入するようなキャラ同士でデュエットさせられてたりします。
「家庭教師ヒットマンREBORN!」は、最近だと「鴨嘴ロンの禁断推理」(https://amzn.to/47cG3ND)なんかを書いている天野明さんの代表作で、当時それはもう流行っていました。クラスメイトの大半がジャンプで読み、コミックスを集め、アニメを見ていたものです。
声優さんがパーソナリティーを務める公式ラジオも人気で、とにかく声優さんとオタクの距離が近かったような気がします。ラジオも今と比べるとやりたい放題ではちゃめちゃでした。
そんな声優さんたちがファンの前に出てキャラの曲を歌うというコンサートは大盛況で、たしかシーズン5くらいまではやっていたはず。
新キャラが出るたび新しい曲が作られて、メインのキャラは何曲も持ち歌があるみたいな状況でした。でも声優さんたちはキャラとして出ているわけではなくて、わりと思い思いのおしゃれをして、トーク部分もほぼ素で、歌っている時の声だけキャラという感じだったんですよ。
でもね、このコンサートがね、すごくいいんですよ。改めて見返してみると、めちゃくちゃ歌が上手いわけでもなく、衣装はそれぞれ自前で、小物も手作りで(しかもたぶんボランティア)、セットや演出も最近の声優ライブとは比べものにならないクオリティなんですが、すごく楽しそうなんですよ。出演者がみんな生き生きしてるんですよ。なんていうかこう、昔ビデオで撮った身内の学芸会を見ているみたいな、そんな感じの気持ちになりました。画質もね、いい感じに10数年前クオリティなのでね。
特に「家庭教師ヒットマンREBORN!」の現場はキャスト同士が本当に仲がよさそうでかわいいんですよ。あと声優さんたちの服装や髪型やメイクから平成を感じて懐かしくなりました。ぱっつん前髪とか盛り髪とか真っ黒なアイメイクとか流行ってたよな〜、あの頃。
あと「家庭教師ヒットマンREBORN!」の声優さんはちょっと異色な経歴の人が多くて、モデル出身だったり舞台俳優だったりテレビでよく見るバイプレイヤーだったりします。なので、現在は声優として活動していない人の方が多いんですよ。それもあって懐かしさ倍増でした。
そして、あの時大好きで追いかけていた声優さんたちが今何をしているのかが気になって、ついSNSを探してしまいました。すると未だに自分が担当したキャラの誕生日をお祝いしてくれている人が結構いるんですよ(泣)もうアニメが終わって10年以上経っているのに(泣)
という、久しぶりに平成を感じた出来事でした。
(もしリボコン懐かしいなと思った同志がいましたらコメントください。喜びます。)
ちなみに1番お祭り感が強かったのは最後のリボコンだったよな〜と思いながらAmazonで検索したら1.4倍くらいの値段になっていて目玉が飛び出ました。
リボコン懐かしい勢が他にもいるんだ...。