ツーバス練習記:その2【揃う左右の足】
ツーバスの踏み方は「カカトを上下させること」を理解し、
これで少し前進できた!と喜んだのもつかの間、次の壁にぶつかりました。
その壁とは、右足と左足が同時に動いてしまうことです。
原因は左足だと仮説を立てた
右から足をスタートさせその直後に左足を動かす。
歩くように足を動かしているのに、一瞬でビーターの動きが同時になってしまいます。
この原因は何なのか考えましたが、
やはり真っ先に思い当たるのは左足。
左が右足よりも鈍いから同時に動いてしまうのではないかと仮説を立てました。
ということで、左足を集中的に動かす練習です。
練習できる日は、メニューに「とにかく左足を動かすこと」を盛り込み、ひたすら動かしていったのです。
しかし。
一向に良くなりません。
一向に良くならないということは、仮説が間違っている可能性が高い。
改めて左右の足の動きを観察してみたところ。
どうやら右足が暴走しているようなのです。
原因は左足だけではなかった
一定時間踏んでいると、右足がおかしな踏み方になる瞬間があるようで、その時にドコドコが崩れて同時になってしまうことに気づきました。
もしかすると、今必要なのは、左足を強化することに加えて右足の動きを安定させることなのかもしれない。
ということで、右足を安定させる練習です。
単純な動作の繰り返しなので、精神的にくる。
練習内容としては単純で、
メトロノームを鳴らして右手を8分で刻み、それに右足も合わせる
です。(もちろん左足も同じように練習します。)
まあ、これは練習というかもはや訓練の域です。
凄い地味。同じ動作の繰り返しなので、集中力が続かない。
なので小刻みに練習メニューに盛り込んで、とにかくたくさん踏むようにしました。
左右交互に動かせる時間が伸びた。
その結果。
まだまだ同時に踏んでしまいますが、以前よりも圧倒的にドコドコの継続時間が伸びました。
右足が右手の動きを無視した状態から、できる限りリンクした状態にしたことでかなり交互に動くようになりました。
一つの仮説に囚われないほうが良い
このトレーニングから、
できない原因は案外自分が思っていることとは反対側にある、という教訓が得られました。
原因を探るときは、色んな角度から見てみるのが良い、ってことなんですね。
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新潟市の中央区・西区を中心にドラムのレッスンを行っている、梨本宜久ドラム教室のHP (非同期レッスンもやってます)