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目的と手段
目的を達成するために手段がある。
目的
①実現しようとしてめざす事柄。めざす所。めあて。
②哲学で、実践的な意志が選んで立てた行為の目標。行為はこの手段となる。また、アリストテレスの形而上学で、事実が何のために存在するかを表わすもの。
手段
目的を実現するための具体的な方法。てだて。しかた。
従属関係にあり、相対関係にある。
従属
① 強いものにつき従うこと。また、それに頼ったり、その言いなりになったりすること。
② 主要な、中心となる事柄に対して、それに支配・左右される関係にあること。
③ 文法で、文の構成部分として他の部分に対し、独立または対立の関係でない主述、修飾、条件的接続などの関係をもつこと。
相対
① 向かいあうこと。あい対すること。また、対立すること。
② ( 形動 ) 他に対して在ること。他との関係において在ること。他のものがなければ、存在もしないし、考えられもしないこと。条件によって変化すること。また、そのさま。絶対に対していう語。
目的を決めると手段の選択肢が限られる。手段を決めると目的の達成度が決まる。
例えば、東京から沖縄に行くことを目的にする。移動手段は飛行機か船のどちらかになる。電車や徒歩では到達できない。泳いでいくことは無謀といえる。
飛行機を選べばその日のうちに到着するが、船だと数日かかる。
目的への到達時間がかわる。
しかし、目的と手段は、しばしば入れ替わるようにみえる。
売上達成を目的にすると利益が犠牲になることがある。
何かを決めることを目的にした会議が、いつの間にか、会議することが目的になることがある。
流行りでいうと、DX(デジタルトランスフォーメーション)を何のために行うかでなく、DX化することが目的となるようなこと。
手段だったものがレベルを下げると目的となることがある。レベルを上げると目的だったものが、手段となる。
「良い学校に行く」はあるレベルでは目的となり、「良い会社に就職する」が目的になると手段になる。その「良い会社」も「なぜ」と問うと、とたんに手段となる。さらに「問う」とそれも手段になる。
じゃ、「なぜ、なぜ、なぜ……」を突き詰めればよいかというと、そうでもない。突き詰めた結果「世界平和」が目的になったとすると、手段の選択肢が多すぎてわからなくなる。極端になると「人間が生きていることが悪い」ということになるかもしれない。
ある人には目的にみえ、ある人には手段にみえる。視点、視座、価値観……。目的は手段であり、手段も目的となる。
目的をもたなくても、手段が優れていたら、思いもしないトコロに到達しているかもしれない。目的をもったがゆえに、達成して燃え尽きるコトもある。
こだわれぞ、こだわらず。
難しく考えれば難しく、考えなくてもよいコトかもしれない。
なにを云いたいかもわからなくなった。
まぁしかし、とりあえず、肩の力を抜いたほうがいいとは思う。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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