夢を見る　不思議

　夢というものは、不思議なものだ。

　時間も場所も超えて、あらゆるものが点在し、

　そうして何も疑いもなく交わっていく。

　夢の中にいて、夢と気づくこともまた不思議だ。

　私の意識は、どこにあるのだろう。

　夢は記憶の整理ともいうけれど、

　私は何を整理しているのかしら。

　誰かを思う、誰かが思う、それが夢に影響を

　与えるのだと、そんな話しも聞いたことがある。

　何が本当、何が真実、そんなこと、

　わかるわけもないのだけれど。

　夢、というものは、不思議なものだ。

　記憶に残る夢、すぐに褪せる夢、さまざま。

　こんな夢を見た

　それは現実とも、夢とも取れない、摩訶不思議。

　日常の夢、殺される夢、体を重ねる夢、幻想の夢、

　さまざま、さまざま。

　こんな夢を見た

　私は、どんな夢を見て、夢を見つめて、

　現実を生きるのだろう。

　夢が現実にリンクする、

　あぁ、そういえば、あれは夢だった、と

　現実と見紛うほどの夢を見ることもある。

　夢　というものは　本当に

　不思議な　ものだ