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千文小説 その1188:テスト

 こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。

 無印の第五世代のiPadで、電子書籍とミュージック・ビデオを再生し。

 iPhone14 Proで、音楽を聴きながら、電子書籍を読んで。

 それぞれの機体を、丁寧にぬぐって、ぴかぴかにして、できるだけ、毎日触るようにしたら。

 iPadの電子書籍の同期不具合は、きれいに治り、iPhoneのバッテリーの減りは、ゆるやかになった。

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 …これって、やはり、関連が、あるのか。

 このところ、MacBook Proを、執筆と生活のメインに据えて、その他のデバイスは、なるべく、使わないようにしよう。

 決め込んで、そうしていたのが、どうやら、いけなかったらしい。

 そもそも、僕は、MacBookを、執筆以外には、ほとんど開かない。

 オンラインの打ち合わせや、USBメモリでの作業、愛猫のKing Gnuタイムは、業務であり、プライベートは、もっぱら、iPhoneとiPad。

 ということは、もしかしたら、MacBookのProシリーズだと、オーバースペックなのでは?

 ずっと悩んで、次代はAirにしよう、と考えた時もありましたが。

 そうすると、今度は、iPadの後継機が必要になり、その辺りが、どうしても、折り合いがつかなかった。

 今のところ、今代の、13インチのProが、まだまだ元気なので、次代は、保留になっているが。

 …この分だと、やはり、MacBookのProシリーズでは、宝の持ち腐れ。

 しかし、購入後八年目の、無印の第五世代が、いつまでも、保つわけではない。

 13インチのProと、無印の第五世代が、同時に、引退せざるを得なくなったら、その時は。

 14インチ、512GB、ガチのProを、購入してもいいかもしれない。

 ということは、つまりは、13インチのProに、心からは、満足していない、ということなんだね?

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 …少なくとも、今代のMacBookに、全てを任せられるかと訊かれたら、ノー。

 あくまでも、執筆の相棒であって、一日の割り当てが書き終われば、ふー、やれやれ。

 蓋を閉じて、気分を改め、おもむろに、iPhoneやiPadに向かう、という習慣になっている。

 終日、だらだらと開けっぱなし、というのは、無理があるということが、今回、そうしてみて、よくわかった。

 それは、この機体のせいなの?

 MacBookを買い替えれば、ぞっこんベタ惚れ、MacBookを熱愛する愛猫のように、ことあるごとに、すりすりして、離れなくなるのか?

 …iPhoneの時は、そうだったな。

 先代の12 miniと、まるでうまくいかず、思い切って、14 Proに乗り替えたら、文字通り、世界が変わった。

 スマホって、こんなにも、頼りになる機械だったんだ。

 目から鱗、どころではなく、脳内刷新。

 これからも、資金の許す限り、僕は、iPhoneのProシリーズを、継続購入するでしょう。

 問題は、同じことが、MacBookにも、起きるかどうか。

 iPhoneは、小さいので、多少失敗しても、そっと取っておけるが、MacBookは、そうはいかない。

 一度買ったら、最短でも、OSの期限が切れるまでは、現役であって欲しい。

 となると、試しに、現行のAirを、買ってみるか。

 なんてわけにはいかず、いわんや、Proをや。

 三十万円近くをはたいた挙句、やっぱり、機体のせいじゃなかった、という結論に達したら、目も当てられない。

 実際に、買い替えて、関係が改善されるかどうか、確かめてみたいのだけれど、それは、できない。

 どこまでも、シミュレーションのみで、最適解に、たどり着くしかない。

 どうなの?

 結局のところ、僕は、今代のMacBookを、どう思っている?

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 炬燵の中、爆睡の愛猫に、布団の裾で、換気の風を送りつつ。

 天板の上、静かにたたずむ、薄灰色のノートパソコンを見やって、呻吟です。

 考えたくなくて、無意識に、回避している難問が、どうやら、ある。

 MacBookに関しては、いつも、ぼんやりと、そう思う。

 この先も、物書きとして、やっていけるかどうか、不安だ、とか?

 それは、そう。

 でも、不安だろうがなんだろうが、僕は、書く。

 そこは、断固として盤石なので、それではない。

 それではないのだが、MacBookのシリーズ問題は、まさに、そこにまつわる。

 どのMacBookでも、書けるのか。

 Proシリーズを持っているという誇りがないと、続かないのか。

 断固として盤石、の根拠が不透明なゆえに、こうして、いつまでも、同じところを回っている。

 …テスト、するしかないな。

 どうやって?

 先代のAirを、また、引っ張り出すの?

 時間をかけて、検討します。それでは、また。

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