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千文小説 その1211:ピリオドへ

 こんにちは、上村元です。よろしくお願いします。

 MacBookは、Proシリーズ。

 決めたら、うんと、楽になりました。

 正確には、やる気が戻ってきた。

 次代は、13インチのAirだよ。

 お金、ないからね。

 自分に言い聞かせるうち、なんとも、ダウナーな、鬱っぽい感じになってきて。

 両手が、猛烈に冷えてきて、…これは、まずい。

 このままいくと、数年前の、大しもやけの再来。

 あの時は、利き手を替えたら、良くなって、どうにか、春を迎えられたが。

 今回は、替える手もない。

 わかりました。

 今後、MacBookは、Proシリーズで。

 Airは、もう、買いません。

 資金は、なんとかします。

 どうぞ、ご無礼、お許しください。

 頭を下げて、お詫び申し上げたところ、ぶふーん。

 よろしい。

 愛猫の寝落ち並みの速度で、手の冷えは鎮まり、ごく普通の温度に。

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 …と、いうことは。

 今後、炬燵に、新しくやって来るのは、iPhoneとMacBookの、Proシリーズのみ。

 現在現役の五台は、リセットしないので、増える一方。

 そうか…。

 歳を取ると、失くすばかりだと思い込んでいたけれど、そうでもないんだな。

 こうやって、大事に使って、上積みされていくものもある。

 iPhoneは、 OSの期限まで。

 MacBookは、機体の状態を見て。

 それぞれに、同時に、購入にならないように。

 それだけ気をつけて、あとは、とやかく言わない。

 安心して、のんびり、一緒にいよう。

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 じゃあ、今後も、書き続けるんだね?

 そうだね。

 iPhoneはともかく、MacBookのProシリーズを持っておいて、むざむざ、余らせるわけにはいかない。

 千文小説も、考え時かもしれない。

 今のままのペースだと、毎日、文章を書いて、他人様に読んでいただく、ことはできても。

 その先の、よりまとまった、大柄な作品が、生みづらい。

 期限を切って、千文小説を閉じるか。

 千文小説と並行して、原稿を溜めて、そちらは、小出しにしないとか。

 千文小説自体を、変形させていくか。

 …なんと言うか、まだ、頭で考えている段階。

 もう少し、現実とリンクした、必然性のある選択肢が出て来るまで、決断を、控えた方がいい。

 若い頃は、いけるかも、と思うと、多少、あやふやな結論でも、すぐに、飛びついていた。

 加齢によって、勢いを失い、代わりに、ぎりぎりまで粘る術を身に付けた。

 これはもう、どうやっても、続けられないよな。

 どこからどう見ても、そうなるまでは、千文小説を、この形態で、続行する。

 無料で?

 …一部、課金部分も、なくはないけれど。

 誰も買わない。

 それが、答え。

 お金を取らない限りは、SNSでの宣伝等、読まれるための、余計な努力をしなくてもいい。

 ひたすらに、書くことに、専念できる。

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 では、無料を支える生計は、何で、立てるの?

 …寄稿しているウェブマガジンの経営に加わらないか、という話が、いよいよ、本格化してきて。

 というのは、そもそも、知人のカメラマン、伊勢さんが、お仲間と語らって始めた場所なので、テキスト専門の僕にとっては、お門違い。

 疫病騒ぎがひどかった一時期、校正担当として、正規参入も試みたのですが、その時は、当時の経営陣が、方針のことでもめていて、結局、立ち消えに。

 それに、当時は、あくまでも、どこまでも、被雇用者だった。

 勤務形態の異なる会社員、のようなもので、勤め先が倒産したことにより、やむなくフリーに転向した僕としては、また、元鞘に戻るのか。

 なんとなく、反発を覚えて、立ち消えになって、ほっとしたものの。

 今回は、経営陣ということで、突き詰めて言えば、自分で、自分に、給料を払うことになる。

 もちろん、共同経営なので、ワンマンにはなりようがないが、それでも、雇われて、言うなりの賃金をいただくのとは、わけが違う。

 ずっと悩んでいて、そろそろ、お返事を、というタイミングで、MacBook問題が持ち上がり、さらに、悩みが悪化した次第。

 ぴーぷす、ぴーぷす。

 ぽわ。ぽわ。

 経営に関して、僕は、全くの素人。

 仕込み期間も含めて、すっかり軌道に乗るまで、おそらく、五年はかかる。

 正式に、経営者となったら、今のペースでの執筆&投稿は、厳しい。

 どうにか、五年で、千文小説に、ピリオドを打ちたい。

 幕引きまでは、考えていない。

 それでも、確かに、ひと区切りにはなるだろう。

 疫病の流行による失職から、経営者としての再出発まで、ゆうに、十年。

 いろいろ、終わっちゃうんだな。

 いつの間にか、また、始まっているんだな。

 結末を見据えつつ、いつまでも続くかのように、今日も、書きます。それでは、また。

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